柔らかな熱

 我が家の主力暖房は薪ストーブ。この薪ストーブで小さなあばら家全体を暖めてくれます。もちろん、ストーブを小さな部屋に置いてしまえば、その部屋しか暖めてくれません。我が家のストーブは吹き抜けのあるリビングに設置され、煙突が屋根を突き抜ける所まで、しっかりと熱を放出してくれます。
 火力を上げる(薪の表面積を増やし、空気=酸素の量を増やす。つまり、酸化反応を増大させる事ですね)と、ストーブの前面では真冬でも半袖Tシャツでも平気なぐらいです。でも、その熱は電気やガス、灯油のストーブとは違い、とても柔らかい感じがします。
stove02
 「火」とは太古の昔からヒトが生活する上で大切なものでありました。今日、コックをひねるとコンロから炎が吹き出たり、引き金を引くと炎が立ち上る着火ライターが「火」の源だと錯覚してしまいます。でも、コンロやライターの火を見ていても、心が和むことはあまりありません。
 ストーブトップの温度が摂氏200度を越えた辺りで、新たな薪をくべ、流入する空気を絞っていくと、薪の周囲に「オーロラ」様の炎が観測できます。この柔かな熱を放出してくれるストーブの中のオーロラを見ていると穏やかな気分になります。
(註:オーロラ様の炎はなかなか写真には映ってくれません。写真の炎は単なる炎です。あしからず)

3 comments

  1. なるほどねえ オーロラ様の炎に癒しの秘密があるのかもしれないねえ。

    アメリカ映画でオーロラの日に父親がタイムスリップするような話があったけど、
    オーロラってなぞめいてるもんねえ。

    そういえば、この間セットで買っちまった「優しい時間」の何回目かに、薪ストーブに「桜の木」を入れるといいにおいがして、それはお客さんへの歓迎だったとかいうシーンがあったな。

    伊福部さんの父ちゃん亡くなったね
    ゴジラのかなしい声がきこえるな

  2.  ども、金ベエさま。なかなか時間が無くて、本当に月記(not日記)になってしまっています。「桜」の薪は本当に香りが良いですよ。ま、なかなか手に入りませんが。。。「林檎」などの果樹系も良いと聞きますね。まだまだ奥が深いです。

    「ゴジラのテーマ」作曲者は、伊福部せんせの叔父様です。お父上ではありませんから(^^;

  3. 伊福部昭さんて叔父さんなの??
    そっか、父君とおもいこんでた(^^;)

    で、作曲なのね。
    わたしはゴジラの鳴き声つくったのかとおもってた(^^;)

    ゴジラ誕生は1954年。
    たしかビキニの水爆実験の影響で
    アメリカ軍の上陸作戦と同じコースで
    首都を破壊したかと、、、

    この間の講演会で、
    不登校や引きこもりは、「現代のゴジラ」なんだ。あのかなしい叫び声が聞こえるとかいっていて、印象的でした。

    日本人は、ガメラでもガッパでもなく、
    ゴジラなんだよね、、、モスラは好きだけど

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