Mourning for Professor Thomas William Speitel

2年前の半年間国外研究員として滞在したハワイ大学から、私の招聘者であったThomas W. Speitel教授の訃報が届いた。享年64歳。ニューヨーク生まれ。ハワイ大学教授。
現地時間10/3(土曜)午前9時からお住まい(カイルア)の近くにて葬儀の予定。

ハワイ大学マノア校教育学部カリキュラム研究開発グループ(CRDG)において教育工学を担当され、附属学校における科学教育の向上に寄与されてきた。
海洋生態学が主な専門分野であり、海中のビデオ画像から海底に生息している貝の数を自動的に計算する方法などを開発され、附属学校高等部(ハイスクール)における教材やテキストの研究開発を推進されてきた。

Tomの共同研究者の一人として、障害のある生徒に対する科学技術教育を担当するDr.Neil Scottがハワイ大学に在籍していたことから、私のハワイ大学の滞在が実現した。そもそも12年前、私がスタンフォード大学言語情報研究センター(CSLI)に1年間滞在した時のボスがNeilなのである。

Tomはハワイ大学マノア校のあるホノルル(オアフ島南側)ではなく、ビーチで有名なカイルア(オアフ島北側)に住み、自分のヨットを操るという趣味をもたれていた。カイルアまで来たらヨットに乗せてやると言われたが、車を持っていないことから結局実現しなかった。

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左端がTom。Byron(中央の男性、元同僚)のBirthday Partyにて。

トーマス・スペイテル教授のご冥福をお祈りいたします。
Mourning for Professor Thomas William Speitel

4 comments

  1. ご愁傷様です.
    64とは,若すぎですね.

    私たちも,身近なひとたちとのお別れの時代が始まりつつありますね.

    いつの日か,旅立たれた先での再会を信じて.
    Amen.

  2. た さん>

    死亡原因などについても知りたいのですが、まだこの時期は元同僚などに尋ねる事すら躊躇してしまいます。
    ただ、ある持病があり、たびたび休みを取られていたので、それが死因なのかなと思っています。

    映画「おくりびと」を見た時、日本人の「死」観というのがなんとなく垣間みれたような気がしました。極楽浄土への旅立ちなんだよね。

    もし、次の人生があったとしても、また同じ時代が良いな。インターネットがなくても、携帯電話が無くてもTTLで回路が組める時代に再び生を得て、た君とまた同じ所で勉強ができると良いな。

  3. ここのところ連絡の付かない知人がいて、とても不安だったのですが、今日、亡くなっていることを知りました。季節はずれのハエ一匹にも、その人の魂があるような気がして払うことがためらわれます。

  4. てん さん>

    3月まで同僚だった先生が先週亡くなったと連絡がありました。私より1歳年上。まだ、小さなお子様がいらした様子。

    我が次男はまだ高校生。私もまだまだ過労死する訳にはいかない。。。

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