教員免許更新講習

教員免許が終身ではなく更新制となり、本年度から10年目の教員の方々は講習を受けなければならなくなった。
教員免許更新制@文部科学省

自分自身、教員免許など持っていないのにも関わらず講師をやりなさいとご指名があった。まあ、更新講習の講師になるためには文部科学省の審査があるため、私などパスするはずもないと軽い気持ちでいたのが。。。通ってしまったのでやる羽目に。。。

私の担当は80分。前半は講義。まあ、講義といってもビデオなどの教材を多様し、後半は体験を中心とした実習。
参加者の先生がたには、僅かでも得るものがあったら良いなぁ。

教員(教育)の質が問われるようになったきたけれど、でも「講習」を受けることでそれがカバーできるとは思えない。現場を知らない文科省のお役人が考えたことなのかもしれないが、こんなことでフィンランドのような世界から注目される教育国には成る事はないなぁ。。。

3 comments

  1. お疲れさまでした.
    教育は難しいテーマだよね.なにせターゲットが直接人間だものね.

  2. > 1) 教員(教育)の質が問われるようになったきた
    > 2) 「講習」を受けることでそれがカバーできるとは思えない。
    > 3) 現場を知らない文科省のお役人が考えたことなのかもしれないが、

    3点とも激しく同意.

    適性がない教員などの問題が世間を賑わすようになったので,それに対する対策を講ずるのは正しいことなのだけど,今のような(運転免許の更新と似た発想の)講習で教員の質を向上できるとは思えません.(更新制にしたことは正しいと思うけど.)

  3. た さん>

    徒弟制度で伝承するような技術は、それぞれの個性に応じた対応ができるのだけれど、一人の教員から多数の生徒・学生への教育となると、どのレベルに合わせるのかという点で混乱します。
    まあ、大学でも150名を越える授業の場合、どのレベルに合わせた内容にするのかは毎回悩みます。授業評価結果を見ても「簡単すぎる」という意見から「理解できない」というレベルまで広範囲に及びます。
    難しいよねぇ。。。

    なべ3先生>

    教師歴30年という超ベテランから最低でも10年という先生方を前にして、大学人8年目の私が講師というのもおかしな話です。
    私の場合には体験型授業をメインにしましたが、教育を実践されている先生がたに対して単なる講義を聞いてもらうことが質の向上に繋がるのかなぁと素朴な疑問だらけです。

    私が担当した教科「福祉」に対する受講者の評価はまずまず高いものでしたので、一安心ですが。。。

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