今朝、思い立って映画に行ってきました。(もしかしたら10年ほど行っていなかったかも。。。)
剣岳 点の記
新田次郎原作の映画化。何名かの友人知人から良い映画だったという感想を聞くにつれて見たくなったのも原因か。。。まあ、自分が25年以上前の学生時代に友人と2人で登った山であることも影響しているのかも。。。
三角点を設置する測量技師たちの史実に基づいた小説。まあ、新田次郎の小説の多くは、かなり丹念に事実を調べて作られるため臨場感があるものが多いよね。
当時の装備や技術でよくあの山が登れたのだという感心と同時に、現在の登山はその多くがルートを辿ることで山頂まで導いてくれるものだという異質なものだと思い知らされたような感じです。
まず、映画(昔)は富山駅から田んぼの中を「徒歩」。自分は富山駅から富山地方鉄道に乗り終点の立山駅。そこからケーブルカーとバスを乗り継ぎ室堂まで一気に到達できてしまったんだ。
そう言えば、富山に住んでいた頃、GWに立山の主峰雄山を2度ほど縦走したことがあったんだけど、両日ともに3,000m峰の日帰り登山。
映画を見たら、自分の登ったルートが少しだけ蘇ってきました。
室堂から雄山、大汝山を越え、剣沢へ下る。途中の別山からの剣岳は圧巻。
剣沢小屋で1泊。無論、昔は小屋など無いんだよね。
翌朝、かなり早く出発したけれど明るかったはず。あいにくの天気だった記憶はあるのだが、どのルートで登頂したのか、あまり確かな記憶がない。たぶん、一般的な尾根ルート。映画のルートとは違う。鎖場(カニの縦ばい&横ばい)や、固定梯子を何段も経由して登頂。三角点脇にあった祠がとても印象に残っている以外、雨のため視界は効かず、早々に下山したはず。
剣沢に出てからさらに下り、仙人池へ向かう。夕方、仙人池に映る剣岳を見て感動する。秋だった。周囲は紅葉し、夕陽に赤く染まるギザギザの頂を写真に納めた。実家にその時の写真は残っているはず。
翌日、剣岳は初冠雪。山の秋はあっという間に過ぎ去る。仙人池からはしご段乗越を経由して黒部ダム下まで到達。九十九折の急勾配が嫌になるころダム上部へ。そこからトロリーバスで扇沢(大町)へ出た。
映画のシーンにもなっていた仙人池の映像。まだ、記憶に残っています。また、仙人池ヒュッテのおばちゃん(全てのお客を覚えているらしいすごい記憶力の持ち主=「あんた初めてだよね」って言われた)の事も。
映画の中ではビバルディの四季や、バッハのG線上のアリアなどが使われていました。登山中に不意に頭に流れてくる音楽。呼吸や風の音に似ているのかな?
学生時代、登山しながらよく頭の中に流れていたのがチャイコフスキー交響曲第5番だったのを思い出しました。
映画を見たから、こんなことまで思い出すことができました。
登頂をする気はありませんが、仙人池までは行ってみたいかも。。。
ああ,あの映画は私も観よう観ようと想いながらまだ観れてないの. よかった?
おお、みましたか。
よかったよかった[E:happy01]
たまには映画でもみないと、
こころがじいさんになっちゃうぜ
たまたま、ケーブルTVで
クライマーズハイ(NHK版)やってて
谷川岳のシーンがあった。
なんのために山に登るのか?
「降りるためさ」
ああ、行ってみたい
…じゃなくて、
映画みたいです。
20数年前、観光?で、室堂と、阿弥陀ヶ原は、行きましたが、山を眺めながら、密かに、指、くわえてました。
た 様>
自分にとっては良い映画だと思う。何をするのか?ではなく、どんな目的のためにするのか?ということが大切だ、という点に共感。
きんじい様>
見てきました!
自分は「思い出を作るため」「美しい風景を見るため」に登っていたのだと思う。
いさむ@Calif様>
そちらの近くにも映画館ありますよね?101をベイ側に越えた所。
そちらに住んでいた頃、日本と違い入場料が安いため毎月のように子ども達と映画を見ていました。
まあ、子どもと行く映画だからアンツとか、ハーキュリーズ、マイフェーバレットマーシャンなどでしたが。。。
(でも、日本映画は皆無でした。残念!)
あら偶然、私も見たんですよ。
今回は、全盲の方と音声ガイドで楽しみました。(なので千円!(^^; )
私は、ちらちらと画面を見ていましたが、とはいえ、音声ガイドを外すのも違和感があって、結局、ずっとイヤホンを付けて聞いていました。
てん さん>
音声ガイドですか。試してみたいです。どこまで楽しめるか、つまり単なる情報保障ではない部分(娯楽)を探ってみたい。
でも、イヤホンだと片側しか迫力ある音(音楽)が聞こえないのかな。。。
ちょっと残念。