旧暦の正月

今日2/7は旧暦の正月

チャイナタウンあたりではこの数日、盛大なお祭りをしているらしい。。。

中国のお年玉のようなものを頂いた[E:happy01]
Img_3456

中国の干支も同じかぁ。。。と感心しながら、大人になっても「お年玉」を頂くのは嬉しいものだなぁ。。。[E:heart04]

大学の同僚たち(中国系の人もいる)がランチをチャイニーズにするということで、私もお願いして買って来て貰った。

今日のランチプレートはチャイナランチ!
Img_3445

煮豚とチャーシュー、ブロッコリーと牛肉の炒め、チキンの包み揚げ、ライスの下には焼きそばが隠れているのだ!これで$6[E:good]

雨、雨、雨、雨、雨

南国はいつも天気が良いと思われがちですが、冬にはなりませんが10月以降雨期となっています。年が明けてしばらくいい天気の日もありましたが、このところ雨雨雨雨雨雨雨雨雨雨という天気。[E:rain]

今日の天気図も
Weather
緑色の雨雲がどんどんと到来しています。[E:cloud]

日本の梅雨のようにしとしとと雨が降るのではなく、また台風のように暴風雨がしばらく続くというものでもなく、陽がさしているかと思ったら、一気にざっと暴風雨のようなスコールが来て、シャワーのような霧雨になり、また陽が射したりと。。。[E:sun]

徒歩通勤者としては、とても難儀な天気です。このところ、毎日行きも帰りも傘をさして通勤しているのですが、かなり強い突風のようなものもあり、とうとう愛用の折り畳み傘の骨が疲労破壊してしまいました。[E:sprinkle]
Img_3435

古い予備の折り畳み傘があるため、たぶん帰国まではなんとかなるかなぁ。。。と思っています。残りの滞在も1.5ヶ月となりました。まだ、当地での仕事が片付きませんので、本当に帰れるのかなぁ。。。[E:airplane]

(ココログでも絵文字が使えるようになりました[E:scissors])

KOKUA Program

KOKUA Programとは、ハワイ大学マノア校における障害学生支援を担当する独立した機関である。ちなみにハワイ大学マノア校は州立ハワイ大学機構における最も大きな総合大学のひとつで、学士・修士課程それぞれ87専攻、博士課程51専攻を有し、学生総数20,000名以上、教員数約2,000名という大きな大学である。

KOKUA ProgramのMs.Ann Ito所長には以前より懇談を申し込んであったのだが、秋セメスターの初期はオリエンテーションなどがあるため、かなりお忙しい様子であり、この時期となった。しかし、実現できたことは幸運であると思う。Ito所長ご自身が全盲の障害当事者であり、Officeには点字ピンディスプレイの接続されたPCが置かれ、スクリーンリーダー用と思われるヘッドホンも有った。

ちなみに、kokuaとはハワイ語でhelpを意味する言葉であり、さらにハワイ語の"Kahi O Ka Ulu Ana"(英語で"The place of growing.")の頭文字をとったものである。

私自身、支援技術が専門であるということから、KOKUA Programにおける情報環境の整備や指導を手がけるAccess Technology SpecialistのDr.Teresa Havenも同席して懇談が行われた。視覚障害などの情報障害をもつ場合、スクリーンリーダーなどのAccess Technologyを使いこなすだけのSkillがあるかが重要となり、これらのSkillをつけるための指導支援がとても大切であるということから、それらも学生ボランティアを養成しながら実施しているようであった。

懇談では、まずマノア校における障害学生支援の概要から始まり、さまざまなニーズをもつ学生の「何」を大学で支援するのかという基本的な姿勢や、実際に展開している多彩な支援内容について話を伺った。具体的な支援メニューには目新しいものはなく、オーソドックスな内容ではあるが、障害学生本人のみならず、両親や高校、病院など周囲への情報提供や教育指導などもあり、守備範囲はかなり広範囲に渡っている。さらに、大学教員への支援もかなり努力をされている様子であった。しかし、Programに協力的な大学教員は少ないとの嘆きには同じ教員として耳が痛かった。

KOKUA ProgramのOfficeはキャンパスのほぼ中央にある学生サービス関係機関が集まっている建物にあり、受付から奥に伸びる通路にはガラス張りになった個室があり、そこにはJAWSなどのスクリーンリーダーやCCTV(拡大読書器)などが設置されており、落ち着いて勉強のできる環境が整っている。また、さらに奥には職員の個室と障害学生が自由に使えるパーティションで仕切られた学習スペースなどがあり、車いす利用者であっても、便利に使える机などが設置されていた。

また、私自身の仕事についても概要を紹介した。その中でも、私自身が技術系(エンジニア)であるにも関わらずリハセンターに長く勤め、そして現在、社会福祉学部の教員をしていることや、JOIN Project(音声認識による障害学生のための授業支援)について、強い感心を持たれた様子であり、いくつかの質問があった。

JOIN Projectについては、日本語の複雑さもご理解されているようであり、漢字かな混じり文の誤変換の多い元データを、授業後に学生らが修正/編集し、e-Learningとして学習支援に活用している事業を実際に運用している事実には深く感心をされた。英語音声認識の精度はもっと高いのではあるが、このようなシステムを実際に導入し、運用するのはとても無理だという感想を口にされた。

私の残り僅かな滞在期間中に再度訪問させて頂く機会をお願いし、帰路についた。
久しぶりに充実した時間であったと思う。

年金問題と新自由主義

社会保険庁のホームページに「年金記録に対する信頼の回復と新たな年金記録管理体制の確立について」というページがあり、そこには「...皆様の大切な年金の記録を一件一件丁寧に確認させていただく...」と表明してある。

しかし、昨日のNewsに「厚生年金:転記作業で派遣の中国人ら大量ミス」というのがあった。

マスコミはわざわざ中国人らという見出しをつけているが、しかし、中国人だろうと日本人だろうと大切な年金の記録を一件一件丁寧に確認させていただくと言っている以上、派遣やバイトを使うということには結びつかないように思う。

小さな政府を目指し、国から地方に権限を委譲し、国家公務員を削減し、ほとんどの業務を委託(福祉・公共サービスを縮小)にして、大幅な規制緩和と市場原理主義の重視という新自由主義は本当に国民のためになるのだろうか。

市場原理を福祉や公共サービスに導入するからこそ、福祉医療現場の低賃金化を助長し、コムスン(グッドウィル)による不正問題が発生し、医療の地域格差や医療職の過労を増大させているのではないか。今回の問題も、社会保険庁が「大切な年金」の台帳の転記をフルキャスト=派遣会社に丸投げしたことに端を発しているのではないか。

古い年金記録台帳は手書きということで転記が必要となったようだが、手書きというのは日本人であっても普段から手書き文字を見慣れていないと判読できるものではない。特にバイトという比較的年齢の若い層には、ディスプレイの文字は見慣れていても、昔の達筆な人の書いた手書き文字の判読などとても無理な話である。

古い戸籍謄本や登記簿などを見ると解るのだが、私にも読めない旧漢字を使っていたりすることも多く、すらすらと読めるものではない。それを1枚いくらというような歩合制のバイトにさせることが果たして問題にならないのであろうか。

超高齢化社会の日本では介護職員が少ないから、東南アジアからも介護福祉士になる道を作り、安い人件費の介護職員を多くする、というようなことも市場原理=新自由主義である。しかし、介護職を目指そうとしている高校生や大学生は少なくない。だが、大卒介護職の初任給は高卒の平均初任給とほぼ同じかそれよりも下がることもあるらしい。それも原因となりNHK特集のようなワーキングプアになっていく。そしてやりがいがあるからこそ、バーンアウト(燃え尽き症候群)となり離職していくことも多いと聞く。

介護など福祉の仕事に就きたいけれど給料が安いから生活できないために一般企業へ就職する、という現状を厚生労働大臣や外務大臣は知っているのだろうか。東南アジアからの労働者は社会保険庁とフルキャストがしでかした転記ミス続出の仕事と同じ結果となるのではないだろうか。本当に必要なのは対症療法的な「人が増えれば良い」という人数合わせではなく、その仕事に「適する優秀な人材」を確保するためにはどうしたら良いのかを(基本給を上げれば良い!)国が検討することが必要なのだ。

政府には国際貢献などよりも国内(国民)貢献をしてもらいたい。

そのうちに年金も海外の証券会社に売られてしまうのではないか。そうなると国家であることを捨てることになるのではないだろうか。。。

EGBridgeが...

EGBridgeが無くなる!

EGBridgeと聞いてピンときた人はMac通!。なにを隠そう薪割人は、社会人となり、家庭を築き、子どもを授かった後、初めて自分の稼いだお金で購入したマシンがApple ComputerのMacintoshSE(20MB HDD, 2MB RAM)というもの。ハードディスクもメモリも単位がメガバイト(MB)というのが時代を感じる。当時はハードディスクが入っている!ってのも3.5inchFDD!ってのも新しいものだったのだから。(今年二十歳になる長男がまだ小さかったので、もう20年近く昔の話。)

その当時、Macintoshという小さなオールインワンのデスクトップマシンはとても高価であり高嶺の花。それを清水の舞台から飛び降りるような覚悟で購入したこのマシンについて来たのがEGBridgeという名の仮名漢字変換のためのFEP(今ではIMEというのかな)。そして、EG Wordというワープロソフト。
この製品を24年前に販売を開始したエルゴソフトがパッケージソフトから撤退するというニュースがITMediaのニュースから流れて来た。

昔はOS(基本ソフト)は日本語化されていなかった。日本語を表示させたり、日本語を入力させるためには、なんらかのソフトを別に備えなければならなかった。そのため、FEPにしてもワープロソフトにしても、いろいろな会社が様々な特色のあるソフトを世の中に出していた。でも、最近のOSは多言語化され、自由度も完成度も高い仮名漢字変換ソフトが最初から備わっている。そのため、ちょっと前であれば、「ことえり」(MacOSの漢字Talkに標準で付いてきた仮名漢字変換ソフト)が使いにくいから、EGBridgeを新たに導入したりしたものであるが、最近ではそれもしなくて良くなった。

昔のMacはユーザーの嗜好や趣味などによって多様な環境が作られた事もあり、他人のMacはとても使いにくいものであり、自分のMacに愛着を持っていたものである。しかし、このところのMacはデスクトップなど僅かな違いがある程度であり、他人のマシンであってもそれほど使いにくいと感じることはないように思う。マイマシンへの愛着も薄れてしまうような気もする。買って来てすぐに使えるという利便性はあるものの、やはり自分のマシンを作り上げて行くという過程が無くなり、必要なアプリケーションソフトを導入し、InternetやMailの環境を設定すればそれで良くなってしまう。

オリジナリティ、その人らしさ、というものは大切にしたい。マシンの環境であっても、なにかその違いというものは残してほしいと思うのは私だけなのだろうか。。。

しかし、MacontoshもWindows化してしまい、昔のようなワクワクするようなソフトや機能が無くなったのもなんだか寂しいな。