薪ストーブのメインテナンス

 久しぶり(5年ぶり)に煙突掃除をお願いした。いつものように屋根に上がり、丸いタワシのようなものを棒につけたものを煙突上部から入れ込んでゴシゴシする。

 ストーブ本体も点検。前回(5年前)は炉内後部左のバックプロテクタのひびがおおきくなり、取り替え時期かなということに。その後、割れてしまったので自分で交換した。今回は右側のプロテクタにあるひびを補修してもらった。まあ、プロテクタはまだ在庫があるようだけど、肝心なのが炉内上部。熱でかなり歪みが大きくなってきたらしい。しかも、交換する部品がないらしい。。。ってことは修理できないため、新しいストーブに交換する必要がでてくるらしい。しかも、今使っているストーブのメーカーはすでに廃業したらしく別のものを選択せざるを得ない。

薪ストーブの修正
炉内バックプロテクタ(左)の黒い部分が補修跡。
煙突掃除
煤が屋内へもれないようにつなぎ目をテープで養生。

これでいつ冬将軍が到来しても大丈夫!

昔むかしの無線機の修理

 井上電機(今じゃICOMというらしい。笑)のIC-501という50MHz帯SSBのトランシーバー。45年ほど前の製造。当時は50MHzのSSBは最新鋭で、ダイヤルの照明が綺麗だった。

 自分がアマチュア無線の国家試験(電話級、今じゃ4級というらしい)に合格した時(中学1年の終わり)に買ってもらったリグ(無線機)。開局は中学2年生の5月だったかな。。。当時はJR2KDAというコールサイン。でも、現在はコールサインが枯渇しており、再配当されてしまい、このコールサインは誰だかしらない人が申請して利用しているらしい。まあ、2エリアに帰ることはないので、再度同じコールサインを取得するつもりはないけれど、でも再配当されていることの事実は受け入れ難く釈然としない。

ICOM IC-501の外側ケースを外したところ

 母が入退院を繰り返していた頃、実家での何気ない会話から無線機がまだあることを告げられ、子どもの頃の話にもなった。中学1年生が難しい工学や法規のテキスト(用語の漢字にふりがなを振っていたわ。逓倍なんて漢字は今でも普通に使わん!)を読んでいるけど、そもそも国家試験に受かりっこないと思っていたらしい。笑

 帰省する頻度が高くなり、電車内で無線工学と電波法規の勉強を再開した。病室でも寝ている母の隣でテキストを読んでいた。母が亡くなった年の暮れに国家試験を受験。第2級アマチュア無線技士の国家資格を取得。中学高校大学の時に取得しようと考えたこともあるけれど、45年も経ってからそれが実現。そして、信州にて開局。これも亡母からの贈り物なのかもしれない。

 当時の無線機IC-501は、電源は入るものの受信している気配がない。まあ、PLL(フェーズロックループ)という発振回路が作動しておらず、周波数がロックされていないことの表示があるから正常ではない。しばらく放置していたが、退職したことで集中できる時間ができたことで、修理を始めた。ただ、回路図は井上電機、失礼アイコムからご提供頂きましたが、サービスマニュアル等の類は全くないとのこと。海外のサイトを検索したけれど、IC501は未だ見つけられず。国内のサイトをいろいろと探し、修理をされたOMさんがたにも教えを請いながら着手。まず、発振回路が課題であることは明確だからと回路図とにらめっこ。学生時代、もっと勉強しておけばよかったと高周波回路の理解から苦しむ。笑

 大学時代の親友にも教えを請い、まずはそこそこの機能をもつ周波数カウンタが必要だということになり、中華製基板むき出しの120MHzまで計測できるものを密林から入手。なんとか理解と作業を積み上げながら電解コンデンサーを総入れ替えし、作動がおかしいトランジスタを交換。そうこうしていると定電圧電源のひとつが落ちてしまう。電源は入るけれど、電源を入れるといきなり送信モードになる。当初は、PTT(プッシュツートーク。マイクの送受信切り替え部)の回路がショートしたかなと探ったけれど異常なし。回路的に送信するためのリレーが破損したか、とリレーを外すが問題なし。え〜、といろいろと探るとある定電圧電源の出力が出ておらず、リレーがショートになってしまうことが判明。

 そもそもの電源は車載用を想定し設計されているので直流12ボルト。それを9ボルトの定電圧回路により回路が繋がっている。定電圧電源は大きな部分が3つ。つまり、パワートランジスタが3つあり、そのうちの2つが異常、つまり破損していた。いろいろと触っていることでどこかとショートしたか、そもそも寿命が来たのか。2SD360というパワートランジスタ。これは45年前の製品でとっくに製造はされていない。同等品もなし。さて、困ったなとググったらまだ売っているところが秋葉原にあった。通販で入手。感謝しますよ若松通商さん!

  電源は治った。が、VFO(周波数を可変させる部分)が発振を停止している。。。とても奥深くにあり、また周波数を安定化させるためしっかりと樹脂で回路が固められている。たぶん、トランジスタであろうとその周囲を削りはじめる。つまり、発掘のような感じ。笑

VFOの中にある基板(部品が樹脂でモールドされている)

 いろいろと苦労した甲斐もあり、なんとか発振を始める。PLLもとりあえずは修正できているようなので、受信と送信の確認をする。受信については発振周波数などを校正して完了。送信については。。。ダミーロード(アンテナを接続して送信すると電波が出てしまうためNGなので、抵抗をアンテナ代わりにつなぎ、電力のほとんどを熱にしてしまう。まあ、わずかな電波は出てしまうけれどGoodな環境)を接続し、電力計により出力を見ると。。。

CWモードで送信中。10W出力しているのが見える。

とりあえず完了かな。

庭の花

 退職して1年。もっと暇して、庭も綺麗になっているのかと想像していたけれど。。。笑
それほど変化なし。薪作りもいつもどおりにしか進んでいない。まあ、アリさん生活はアリさんのごとく、シーズンを通して特に変化なし。それも良いかなと。

豊後梅
豊後梅(4月4日)
ユスラウメ
ユスラウメ(4月4日)
さくらんぼ
さくらんぼ(4月4日)
キクモモ
菊桃(4月8日)
スズランズイセン
鈴蘭水仙スノーフレーク(4月8日)
ルッコラ
ルッコラの花(4月8日)
いちご
いちごの花(4月8日)
クリスマスローズ
クリスマスローズ(4月8日)
ハナミズキ
ハナミズキ(4月25日)
ドウダンツツジ
灯台躑躅ドウダンツツジ(4月25日)
ムスカリ
ムスカリ(4月25日)
スズラン
鈴蘭すずらんが咲き始めました(4月25日)
春の我が家
毎年、この時期は華やかな我が家です(4月25日)

長男家族の引っ越し

 東京で暮らしていた長男家族が、長野県へ引っ越ししてきた。転勤ではなく、在宅勤務の延長のような形態で、たまに東京へ出張することもあるけれど基本の居住地はどこでもいいらしい。笑

 3月上旬に引っ越し。2週間後に会いに行った。孫のりょうくんとはオンラインでお話しをしてきたこともあり、すぐに爺婆を認識してくれた。賢いねぇ。

 3ヶ月後に3歳になる。かなり語彙も増え、しっかりと会話が成立する。一緒にお菓子を食べようとがまんしていたみたいで、アンパンマンのクッキーをくれる。賢いねぇ。笑

 3歳児用のおもちゃを持参する。まあ、飛び道具を持参しないと遊んでくれないか、と。乗り物(=自動車)が大好きなので、消防車の形態をしたシャボン玉マシン。シャボン玉マシンは仕事でも使うくらいなので仕事場にはいくつかあるけれど、消防車の形態でシャボン玉を吐きながら音が出て光るのは持っていないわ。笑

シャボン玉マシンで爺と遊んでもらう

 我が家から車で90分。まあ、それほど遠くない。東京のアパートよりは広いし、周囲の山も見渡せる。いいところだと思う。4月から保育所にいくらしい。3歳児にもつらいことはあるだろう。まあ、社会勉強だから無理せず頑張れ〜笑

薪割人blogの引っ越し

「薪割人のちょっと一息」blogの引っ越し

 こちらのページへの引っ越しが終わっていますが、まだ不具合があるかもしれません。

引っ越しの理由について。
 wordpressで作っている別のwebページ(本業用?)。niftyのlacoocanというサービスなのですが、こちらはデータベースの更新がとても遅く、またhttps ではないという理由でfacebookにリンクが張れない等の不具合があり、まだ1年未満の利用ではありましたがsakuraインターネットへ移転することにしました。

 当blogについては、nifty cocologでの現状維持か、廃止か、sakuraへのmovableType新設での移転か、blogデータをsakuraのwordpressへ移設か、なども検討しました。まず廃止はないだろう。廃止するにしてもこれまでのデータは残したい。lacoocanの状況を見るならばcocologも同様な道をたどるに違いない。であればsakuraへの移設。で、movabletypeはすでにサービスが表に出ていない古いシステムになりつつあるから、やるんだったらwordpressへの移設だろうと。

 いろいろwordpressのプラグインなどを調査したら、データをそっくりwordpressへ載せ替えることが簡単そうだった、という理由で、最終的にはblog(movabletype)からwordpressに置き換えということにしました。

 ハワイ大学へ行っていた時のblog「薪割人の「転地療養的研究生活」の実践」については、2007/8~2008/3までのほとんどであることから分ける必要もなく、そのまま「薪割人のちょっと一息」の中に組み込んでしまいました。

 いろいろと不具合もあるかと思いますが、何かありましたらご連絡をお願いいたします。

我が家の豊後梅が咲きそうです