日: 2024年3月18日

アマチュア無線局JJ0UZR

WAZ (worked all zone)

中学1年生の時、免許を取得しJR2KDAという無線局を開局した。ただ、大学を卒業し地元を離れることになり(アマチュア無線局はそれぞれの地域別に申請するため)その後は廃局となった。社会人となり転職転居などもあって無線などすっかり忘れていた。50歳後半になり母から実家の無線機が存在することを聞き、とりあえず持ち帰ったものの(すでに古すぎて綺麗な電波を出すのが難しいため)特に何もせず。。。

母が亡くなる前、病床にて昔話を聞きながら無線の話題になった。その時、中学の時のライセンスからステップアップするのも良いかな・・・と感じたこともあり、母の見舞いのついでに上級ライセンスのための勉強を始めた。母の葬儀を終えた後の年末、国家試験があり受験。年明けに合格通知が届く。すでに開局申請などはオンラインでできるようになり、お手軽に開局できた。現在居住する信越エリア(0)のコールサインとしてJJ0UZRを頂く。

すでに5年の更新も終えたJJ0UZR。40年前と大きく異なるのは電話でも電信でもなく、デジタルモード通信という手法による交信をメインにしていること。このデジタルモード通信は数年前から一気に普及しはじめたもの。アメリカのノーベル物理学賞(宇宙物理学)受賞者でアマチュア無線家でもあるプリンストン大学ジョセフテイラー博士(K1JT)が発明したもの。

デジタルモード通信の利点は微弱電波であっても誤りの少ない方法により正確にデータ通信できること。そのため、たった100Wの空中線電力であったとしても短波帯を利用すれば世界中と繋がれる。そのため、我が家の庭に自分で作った簡単なアンテナ(垂直形バーティカル)で北アメリカやヨーロッパ、オーストラリアはもちろん、アフリカや南米、南極大陸も視野に。

いろいろな国やエリアとの交信が増えていくとアワード(賞)がもらえる。世界中に無線家がいるため、いろいろな賞がある。6大陸や100エンティティ(100の国や地域)、全米50州などを制覇した(笑)。先日、カナダ北西部、あまり大きな都市がなさそうなエリアにある無線家との交信を実現し、世界40ゾーンとの交信を完成。

WAZ(worked all zone)という賞のための40ゾーンがこちら↑。アメリカのアマチュア無線雑誌CQ Magazine社が主催する賞。残念ながら雑誌は2023年に廃刊。ただ、賞については継続している。先日、送られてきたのがこちら↓。

ぼちぼち取り組んできたことがいろいろと展開してきたのは面白いね。