日: 2022年7月1日

さようならフォード

エクスプローラーとお別れしました

 長野県に転居してすぐに購入したのがFord Explorer 2003。何回も車検を通し、毎年の自動車税が高額になっても払い続け(笑)、故障箇所の修理やら腐食部分の塗装などを繰り返してきました。
 しかしながらフォードが日本から撤退してしまい、正規ディーラーとしてのフォードジャパンが消滅し、これまで我が愛車の整備を担ってきた会社もJeepのディーラーとなってしまい、各種パーツについても入手困難な場面が増え、整備のために長野市までいくのも億劫になってきてしまい(こちらは私の老化が原因)まだまだ使える状態ではありましたが手放すことになりました。

手放すことが決まり洗車してから記念撮影
アンクルサムのハットで!

 19年もの間、様々なところへ連れて行ってくれました。長野転居の1年後から家族の一員として楽しい思い出を作ってくれました。長男のバスケット、次男のサッカーなど息子たちのスポーツ遠征にも活躍し、長男が受験の際にはオープンキャンパスへも連れて行ってくれました。長野から新潟を経由して福島へ。そして、入学時にはアパートへ荷物を運んだりしてくれました。次男のオープンキャンパスや受験は新幹線を使いましたが、入学直前に東日本大震災が発生したこともあり引越しは車で。高速道路は通行できましたが給油は5〜10リットル単位。つまり、スタンドのあるSAでは毎回給油をしながらという状況でした。
 私の仕事でも大活躍。実習やゼミでは何名もの学生を乗せたり、高校への模擬講義では手伝ってくれる学生も車いすや義足、コミュニケーションエイドなどの福祉用具を積んでくれました。施設職員の研修事業でも同様に荷物を運搬。春の実習巡回では大雪の時もあり、富山から新潟経由で戻るところ、親知らずで高速道路が閉鎖となり国道を上越高田まで。長野は晴れていました(笑)。大雨の時も、台風が接近したりしても安全に移動してくれました。自宅近くの橋が落ちた時、その4時間ほど前に通過。肝を冷やしたこともありました。
 大学退職後、クリスマスの日に某省のオンライン会議があり、会議終了後にオフィスから帰宅する途中、電圧降下が始まり、いろいろなインジケータが点滅したり警報音が鳴り出して。。。自宅まで持たずにエンジン停止。オルタネータが発電しなくなり、バッテリーの残量だけではエンジンが動かなくなりレッカー移動。年末年始でもあり1月末まで修理となりました。でも、塗装も大丈夫だし、下回りの大丈夫。エンジンも快調。長距離運転はとても楽だし、安心して乗っていられるのは大きなアメ車だからなのかも。CDが壊れ、その後からiPodを音源にして楽しみ、ラジオのアンテナが伸びたままになり、いろいろと不都合があるものの大きな故障も少なく、手をかければまだまだ乗れそうでした。
 とても頑丈だし日本車にはない安心感を与えてくれます。もっともっと楽しい時間を共有できた気がしますが、ガソリンの高騰や高い税金も気になり、車中泊の旅をするためには小回りの効く車が良さそうだし、タイヤの交換もタイヤの重さが気になり出し、リッター6キロという大飯食らいが気になるから。。。
 いろいろ理由はあるけれど、やはり大きいのはフォードが日本から撤退したことで、部品などの供給が難しくなり、自宅近くで相談できる修理工場もないことが不安でした。

長く乗っているから愛着が湧き、なかなか手放せなくなり19年も乗ってしまいました。
良い車です。
 2003年式フォード エクスプローラー XLT 4000cc V6エンジン
アメ車だけど右ハンドルで使い勝手も良かった。
もうこんな大排気量のガソリン車には乗らないだろうね。
排気音も良いサウンドでした。
無事故で過ごせたことは最大の喜びです。
ありがとう。
Thank you for safty driving.