薪ストーブが主力の暖房である我が家の屋根には「煙突」というものがあります。
煙突はストーブで燃焼された炭酸ガスなどを排出する役割をもっていますが、高温のガスには粉塵や薪に含有するガス化したヤニ類も含まれており、煙突を通過する過程において冷やされ、結果として結露するように煙突内部に付着してしまいます。そのため、煙突の多くは急激に冷却されないよう屋外部分は二重構造になっていたりします。
また、効率よく燃焼できれば良いのですが、風向きや煙突の構造などにより、どうしても不完全燃焼は避けられません。するとまだ燃える物質まで煙突内に付着することにもなり、それらが大量になれば煙突火災(煙突内で燃焼し、煙突トップから炎が出る)にもなりかねません。
これらを対処するため、煙突掃除というのが必要になります。
我が家のストーブは煙突部分が素直に上へ延びており、滞留することもないことと、ヤニ類を含むような針葉樹を焚いているわけではないこともあり、比較的煤やタールが付着することは少ない様です。
当地に棲み始めた頃は毎年のようにストーブ屋さんにお願いをして煙突掃除をしてもらっていました。いつも来てくれるお兄さんに言わせると、素直で良い煙突と、良質の薪を焚かれているため、さらさらの煤ですよ、との事。数年に1回の割合でも良いのではということもあり、その後はしばらく隔年にしていました。
今回は4年間、放置しており、ストーブのメンテナンスもあり、久しぶりにお願いをして来て頂きました。
天窓から作業中のお兄さんを激写。
斜めの屋根の上、煙突トップを外し、そこから長いワイヤの先にブラシの付いたものを落しこんでいきます。
Before
after
ストーブ側から見上げた煙突内部(デジカメを突っ込んで撮影)
4年放置していたにも関わらず、素直な良い状態だとお褒めの言葉を頂きました。
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