今日は会議も無い、打ち合わせも無い、実習巡回も無い、学生は夏休みのため授業も無い平日。つまり、私の夏休みがやっとできた!
まあ、夏休みだと言ってもメールはチェックし、適切に返信をしなければならないので、ネットには繋いで音楽でも聞きながら作業(ロフトの床の修理)をしようと検索。そしたらHawaii Public Radioのストリーミングを発見!
南国ハワイから帰国してすでに半年。1年前はすでに渡航して、生活も落ち着いていた時期。当時のblog「転地療養的研究生活」を見てみると2007年の9/5は週末に床屋に行ったことを書いている。前日にはプロジェクトの同僚たちとオアフ島一周ドライブに連れて行ってもらっている。
帰国してから怒濤のような忙しい日々を送っていると、ふとハワイでの落ち着いた暮らしが夢だったのではないかという錯覚に陥る。本当にそんな気になるほど、1年前、いや半年前の記憶が曖昧になっている自分がここに居る。
ハワイで生活をはじめた頃、英語に慣れるということもありテレビはすぐに買った。でも、テレビはビジュアルな情報も同時に送ってくるため、ニュースなどを観ているとそれなりにわかった気になるけど、テロップなど耳からの情報ではないことが多い。
そんなこともありラジオを手に入れて、耳からの情報を大切にした。滞在の後半?から朝の目覚まし代わりとなる放送局がHPR(hawaii public radio)であり、休日は朝から深夜までつけっぱなし。
平日の夕方6時。ゆったりとした時間に音楽を聞きながら夕食を摂ることにしていた。その時間のオープニングがThomas Canningの「Fantasy On A Hymn By Justin Morgan」。
その毎日のように聞いていた曲がインターネットラジオから聞こえた。日本時間の午後1時。つまりハワイでは午後6時。いつものようにオープニングナンバーが流れ、マノア渓谷の夕焼け空に虹が掛かっている光景が蘇った。
自分は本当にハワイに居たんだ。夢ではなく本当に生活をしていたんだ。まぎれもなくラジオで目覚め、徒歩で30分かけて大学まで行き、夕方スーパーへ立ち寄り帰宅し、アパートから虹を眺めながら夕食を摂る。そんな平凡な毎日を送っていたことを思い出したらなぜか涙がこぼれた。
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