日: 2008年2月27日

Pololu Beach

ハワイ島膝栗毛の2日目が明けました。天気も良く、ビッグイベントの成功に期待がかかります。

宿泊地はKohala Mountainの南端にあるWaimea ワイメア。ここにはローカル空港もあるちょっとした町になっています。広大なParker Ranch パーカー牧場のある所で、その牧場のためのような町です。

ハワイ島の有名なリゾートホテルはとても高額で、寝るだけで良いという我々(私だけ?)の目的とはちょっと違うので、あまり日本人が来ないような安い所にしました。古いけどしっかり掃除もされており、朝はコーヒーやジュースもあり、これで$59はまずまずかと思いました。

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朝日に照らされる我が愛車(と、勝手に自分のものに)Pacifica(中央)と宿泊地 Kamuela Inn。

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庭には桜の仲間も咲いていました!

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これがその樹。そして快晴の空!

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アボガドも沢山なっていました。

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私は見慣れてしまったブラシのような赤い花もありました!

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大きな松ぼっくりも!

午前中はKohala Mountainに沿って北上し、Hawi ハヴィにあるカメハメハ大王の像(オリジナル!)とPololu Beachへ向かいます。

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Kohala Mountain Roadの途中からの遠望。広大な牧草地が広がっています。

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途中から理事長にドライバを交代したので、助手席から道を撮影!
両側に広大なParker Ranchが広がっています。

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カメハメハ大王像。
オアフ(ホノルル)にも同じものがあるのだけど、こちらがオリジナル。実はこの像は当初オアフに立てる予定で作られたけど、船で輸送中、嵐のため海底に沈んでしまった。そのため、改めて作り直されたのが現在オアフにある像。そして、海底から引き上げられ補修されたものが、このハヴィにあるもの。だから、こちらがオリジナル!

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オアフのものと同じだけど、低い位置のためか、柵が無いためか、親近感が持てるのはこちら。

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カメハメハ大王像から数マイル東に進むと行き止まりに。そこがPololu Lookout ポロル展望台。断崖絶壁の景色が広がっている。

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Pololu Beachまで下ることにした。

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綺麗な海を見ながら断崖につけられた道を下る。

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ため息が出るような光景。ヘリコプタなどであれば海に流れ落ちる滝なども見えるんだろうなぁ。。。

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上の写真と見比べると徐々に高度が下がるのが解りますね。

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下部に降り立つとそこには川があり、奥には息をのむ様な綺麗な渓谷が刻まれていました。

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海岸には黒い砂のビーチが広がっていました。

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しかし、ビーチはここだけ。周囲は幾重にも繋がる断崖が続いています。

さて、そろそろ昼に近くなりましたので、一旦ホテルまで戻りましょう。

(ハワイ島膝栗毛は、まだ2日目の午前中。まだまだ続きます!)

Historical Park

キャプテンクックにあるマナゴ(砂子)ホテルを後にして、向かったのはさらに南のPu’uhonua o Honaunau National Historical Park プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園です。

プウホヌアはハワイ語で「逃れの場」「聖域」という意味で、またこの場所を「逃れの町」とも呼ばれているようです。この町のコンセプトが聖書の中の「逃れの町」に似ているということからキリスト教宣教師が名付けたようです。

昔、掟を破った者への罰は「死」であり、許しを請い生き延びることのできる「逃れの町」がココ。また、戦争中、聖域である逃れの町は非戦闘員が安全に暮らせる場所でもあったらしい。

入園料は車一台につき$5。話し好きで日本びいきのおじさんが、後ろに車がついているにも関わらず、太鼓の話をしてくれ、また今日は練習があるからとバチを見せてくれたのは参った。おつりがいらないように出した$5に、さらに$5を返そうとしていたので、おじさんの笑顔に免じて、受け取らなかったけど。。。


プウホヌアの海岸。合成写真は波があると上手く繋がらない。。。

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聖域なので神の使いである海亀も甲羅干しをしに来ます。
もちろん、立ち入り禁止!

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神殿と霊廟。

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Ki’i キイ(木偶像)が神殿と霊廟を見守っていました。
この霊廟には23人の王の遺骨が納められています。

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さらに右の櫓には捧げもの(花や食料など)が置かれていました。

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周囲のキイは膝関節をわずかに屈曲した立位で、ユーモラスな雰囲気があるけど、なぜ屈曲位なのかなぁ。。。

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霊廟の外にも小さなキイが。。。

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南側の海岸は溶岩。そこから見た神殿と霊廟。

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祭壇に近い岸には魚も沢山いました。

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祭壇を守るのか、居住地を守るのか。城壁のようなものが周囲にあります。

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アウトリガー付きカヌーもありました。太古の昔は、このような船で太平洋の島々を渡って来たのでしょうね。すごい!

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さて、このあたりは日本でも有名なKona コナコーヒーの産地。戻るついでにどこかに立ち寄りましょうか。。。

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途中、Kealakekua Bayからキュプテンクックのモニュメント(対岸)を眺めてきました。そのままでは見えないなぁ。。。

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元画像を拡大してみると...見えた!

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ありました。コーヒー園。しかもUCC!
入るなり日本人の店長さんらしい人から、日本語でとうとうと能書きを聞かされました。豆の種類や1本のコーヒーの木からどれほどのコーヒーが作れるか等。。。

一般道しかないホワイ島の道路(しかし制限速度が55mph!だったりする)を戻りながら北上し、目的の宿泊地Waineaに到着。日没前にチェックインもできたし、食事も調達できた。高度があるためかかなり涼しい!

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そして日没。ハワイ島膝栗毛の長い1日が終わろうとしています。

(まだまだ続きます)