EGBridgeが無くなる!
EGBridgeと聞いてピンときた人はMac通!。なにを隠そう薪割人は、社会人となり、家庭を築き、子どもを授かった後、初めて自分の稼いだお金で購入したマシンがApple ComputerのMacintoshSE(20MB HDD, 2MB RAM)というもの。ハードディスクもメモリも単位がメガバイト(MB)というのが時代を感じる。当時はハードディスクが入っている!ってのも3.5inchFDD!ってのも新しいものだったのだから。(今年二十歳になる長男がまだ小さかったので、もう20年近く昔の話。)
その当時、Macintoshという小さなオールインワンのデスクトップマシンはとても高価であり高嶺の花。それを清水の舞台から飛び降りるような覚悟で購入したこのマシンについて来たのがEGBridgeという名の仮名漢字変換のためのFEP(今ではIMEというのかな)。そして、EG Wordというワープロソフト。
この製品を24年前に販売を開始したエルゴソフトがパッケージソフトから撤退するというニュースがITMediaのニュースから流れて来た。
昔はOS(基本ソフト)は日本語化されていなかった。日本語を表示させたり、日本語を入力させるためには、なんらかのソフトを別に備えなければならなかった。そのため、FEPにしてもワープロソフトにしても、いろいろな会社が様々な特色のあるソフトを世の中に出していた。でも、最近のOSは多言語化され、自由度も完成度も高い仮名漢字変換ソフトが最初から備わっている。そのため、ちょっと前であれば、「ことえり」(MacOSの漢字Talkに標準で付いてきた仮名漢字変換ソフト)が使いにくいから、EGBridgeを新たに導入したりしたものであるが、最近ではそれもしなくて良くなった。
昔のMacはユーザーの嗜好や趣味などによって多様な環境が作られた事もあり、他人のMacはとても使いにくいものであり、自分のMacに愛着を持っていたものである。しかし、このところのMacはデスクトップなど僅かな違いがある程度であり、他人のマシンであってもそれほど使いにくいと感じることはないように思う。マイマシンへの愛着も薄れてしまうような気もする。買って来てすぐに使えるという利便性はあるものの、やはり自分のマシンを作り上げて行くという過程が無くなり、必要なアプリケーションソフトを導入し、InternetやMailの環境を設定すればそれで良くなってしまう。
オリジナリティ、その人らしさ、というものは大切にしたい。マシンの環境であっても、なにかその違いというものは残してほしいと思うのは私だけなのだろうか。。。
しかし、MacontoshもWindows化してしまい、昔のようなワクワクするようなソフトや機能が無くなったのもなんだか寂しいな。
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