昨日(10/3水曜)、収蔵品五万点以上と言われる総合美術館のホノルル美術館(Honolulu Academy of Arts)に行ってきました。(リンク先は美術館のオリジナルwebページです。そこには収蔵品もいくつか掲載されています)
なぜ、わざわざ平日に?という理由は「毎月第1水曜は無料」!ということなのです。通常は$10の入館料が掛かります。そのためこんな日はさぞかし混んでいるのではと思って行ってみたのですが、さすがに平日だけあってか、小学生のツアーが数件ある程度。しっかりとエアコンも効いているので、普通に落ち着いて見ることができました。(バスを乗り換えると正面まで行けるのですが、$2をケチり乗り換えずに15分歩きました)
正面ゲート。さすがに収蔵品を撮影することはできないので、絵はがきをいくつか買ってきました。(それをスキャンして公開するのもやはり問題があるので、想像してください!)
洋の東西を問わず、世界中のあらゆるジャンルに渡っていました。建物の左側(西側)が主にアジア、右側(東側)が西洋やアメリカ美術というすみ分けのようです。
私はまずはなじみのある東洋から。中国美術のエリアにある観音さまは日本でもなじみのあるお顔立ち。その前には腰掛けもあったので、しばしにらめっこをしていました。その向こう側は韓国美術。着物や青磁、家具類もあり、漢方らしき薬棚の綺麗なものがありました。日本美術は、書や巻物から浮世絵、棟方志功の版画、刀、鎧兜などかなり多様です。さらに奥へ進むとインド。像の顔の神様の像など彫像や彫塑が多かったようです。東南アジアでは家?の門や柱の部分に彫刻が施してあるものなど。アジア関係で興味をもったのは、どのようにして美術が伝来していったかという東洋美術史的な解説が随所にありました。日本の美術館ではなかなか見かけない内容でした。
そして、右手に回り込むと(建物はいくつかの中庭と回廊によって繋がっています)カフェやショップがあり、さらに進むと、地中海からイスラム美術。2階にはアメリカや太平洋などの美術品、絵画などが収蔵されていました。
回廊の途中にある中庭にもそれぞれ特色が施されてありました。途中、ボランティアによるガイド(無料)にも遭遇しました。少しお邪魔をして聞いてみると、対象が小学生であれば、絵の縦置き/横置きの説明や、透視法など基本的なところから説明をしていました。
アメリカの美術館、博物館、科学館、水族館などでは、ボランティアによる教育的なガイドが一般的に実施されています。「教育」に対する哲学がしっかりと根付いていることがよくわかります。もちろん、日本でも時々動物園などにおいてガイドツアーがありますが、単なる動物の説明だけではなく、「生態学」「進化論」などを易しく説明するという子どもの教育にまで踏み込んでいる所は少ないのではないかと思います。
あなどるなかれ亜米利加の幅広い教育
"The Bus" Route
(1) E.Manoa Rd + Huapala St.
<No.6>
(2) S.King St + Keeaumoku St.
and by walk… (or catch No.2)
最近のコメント