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勤労感謝の日&感謝祭

今日は、日本的には勤労感謝の日(11/23)。アメリカ的には感謝祭=Thanksgiving Day(第4木曜)。この2つが重なる珍しい日でした。
Thanksgiving Dayの前後は10月のハロウィーンに次いで、子どもたちの楽しみのひとつ、秋の大連休の一つです。日本のゴールデンウィークや正月のように、アメリカでは民族の大移動となります。それぞれの地元(実家)に帰り、家族が集い、ターキー(七面鳥)を食べ、それぞれの健康や幸福に対して感謝をします。1998年の感謝祭は、カリフォルニアの知人宅に家族4人が招待され、アメリカの一般的なThanksgivingを経験しました。とても懐かしい思い出です。
その後の日本の我が家族も、毎年ローストチキン(七面鳥は入手困難なので)を作ったりして、家族や友人、知人らに感謝をします。
今日は朝から天気も良く(でも寒い!)、先週から塩漬けしておいた豚バラ肉の塩抜きをしてから、凧糸で縛り、段ボール箱と七輪、楢のチップ(薪用楢原木をチェンソーで玉切する際にできるキリコ)で温燻(約4時間でベーコンの出来上がり)を開始。
昨日、仕入れておいた鶏1羽にレモンと塩、胡椒を皮に付け、腹にはセロリ、タマネギ、人参などを詰めて、ダッジオーブンで90分。ローストチキンとなりました。
このところ週末も仕事で忙しく、ほとんど休みが無かった分、以前から企画(仕事は全てキャンセル)していたので、順調に作業も進み(全く苦にならず)、とても美味しい感謝祭が開催できました。
参加者の方々にも感謝m(__)m

柔らかな熱

 我が家の主力暖房は薪ストーブ。この薪ストーブで小さなあばら家全体を暖めてくれます。もちろん、ストーブを小さな部屋に置いてしまえば、その部屋しか暖めてくれません。我が家のストーブは吹き抜けのあるリビングに設置され、煙突が屋根を突き抜ける所まで、しっかりと熱を放出してくれます。
 火力を上げる(薪の表面積を増やし、空気=酸素の量を増やす。つまり、酸化反応を増大させる事ですね)と、ストーブの前面では真冬でも半袖Tシャツでも平気なぐらいです。でも、その熱は電気やガス、灯油のストーブとは違い、とても柔らかい感じがします。
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 「火」とは太古の昔からヒトが生活する上で大切なものでありました。今日、コックをひねるとコンロから炎が吹き出たり、引き金を引くと炎が立ち上る着火ライターが「火」の源だと錯覚してしまいます。でも、コンロやライターの火を見ていても、心が和むことはあまりありません。
 ストーブトップの温度が摂氏200度を越えた辺りで、新たな薪をくべ、流入する空気を絞っていくと、薪の周囲に「オーロラ」様の炎が観測できます。この柔かな熱を放出してくれるストーブの中のオーロラを見ていると穏やかな気分になります。
(註:オーロラ様の炎はなかなか写真には映ってくれません。写真の炎は単なる炎です。あしからず)

お正月兼用のリース

クリスマスの時期に玄関を飾り付けるものがリース。
お正月に玄関をきりりと引き締めるのが門松。
それぞれを飾るとなると時間的なゆとりが必要です。しかし、なかなかその「ゆとり」がなくなっております当家では、一石二鳥(?)のようなリースをかみさんがこしらえました。
遠目に見ればしっかりとしたリース。季節外れと思われても仕方ありませんが、近づいてよく見ると、そこには独楽や鯛が居ますよ。なんと日本的な!
我が家は日本家屋とはとても言えない造りなので、門松などは置くことはありませんが、このリースのずっと上にはしめ縄がひっそりと掛かっています。全く不釣り合いではありますが。。。
今年もどうぞよろしく!
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クリスマスにはローストチキンを

アメリカではクリスマスの1ヶ月前(サンクスギビング=感謝祭)にターキー(七面鳥)をローストします。普通のスーパーマーケットでもシーズンともなれば巨大冷凍ターキーがごろごろと置かれています。日本ではクリスマスシーズンに鶏の丸抜き(内蔵を抜いたもの)が置いてある程度です。ターキーなどは見かけませんね。
例年、我が家でもクリスマスにはローストチキンを焼きます。昨年までは肉屋に事前予約をしていたのですが、今年は多忙だったためクリスマスイブに買い出しに行くはめとなり、1件目の肉屋では「全部、ローストしてしまった」ということで生の丸抜きはありませんでした。しぶしぶ近所のスーパーに行き(売れ残った?)約2Kgの国産(県外)のものを仕入れることができました。
下ごしらえをして、ダッジオーブンの底に網を置き、ジャガイモとタマネギを皮ごと敷き、その上にセロリとトマト、バジルなどのハーブをおなかに詰め、表面に塩と黒胡椒、オリーブオイル、レモン汁を塗ったたチキンをドンと置き、90分程度蒸し焼きにします。
今回は、手際が悪く、ちょっと焼きが足りませんでしたが、おいしく頂く事ができました。
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段ボール箱で薫製作り

毎年、寒くなってくると作り始めるのがベーコンなどの薫製(温薫)です。以前はアルミ製の薫製作り専用のスモーカーなるものを利用していました。
しかし、大きな肉を入れることができないのと、掃除が結構大変なので使い捨てのできる段ボール箱を利用しています。もちろん、1回限りで捨てるのではなく、先日捨てた箱は2年ほど使っていました。
まず、平なところにレンガなどを敷き、段ボール箱を縦長に設置します。箱の底(下)には炭の入った七輪と、燻煙のためのチップ材を皿にいれて置きます。チップ材は薪ストーブ用の薪を造る際にできる副産物(楢原木をチェンソーで玉切りする際に出るきり粉)です。
また、材料となる豚バラ肉(500g程度)は1週間ほど塩漬けにしておき、段ボール箱(スモーカー)に入れる前に凧糸で軽く縛っておきます。それを段ボール箱中の上からつり下げるため、バン線などを横に通しておきます。
さらに、七輪からの加熱によって肉汁などがチップ材に落ちると燻煙が消えてしまうため、適当な肉汁受けを入れておきます。現在は使い捨てのアルミ皿を使っています。
もちろん、段ボール箱には適当に穴を開けておきます。その一つに温度計などを挿しておくと、庫内温度の確認ができます。bacon.jpg