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オリ合宿!

金曜から新入生オリエンテーション合宿のために菅平高原へ行ってきました。すでに雪がほとんどないスキー場は閑散としていました。

4月に入学してきたピカピカの1年生7クラスと、オリエンテーションリーダー(通称オリター=上級生)とが、1泊2日の共同生活やゼミナール、レクリエーションなどを通して、仲間作りをしながら大学での学びをスタートさせるというもの。

昨日は朝からあいにくの雨でしたが、今日は朝から晴天です。まあ、屋内での活動がメインのため天候はあまり関係がありませんが。。。

本日(2日目)は2クラス合同のワークショップとレクリエーションでした。昼食後、その2クラス(34名の新入生と8名のオリター、担当教員2名、補助教員2名)で記念撮影をしました。

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我がクラスはケガ人も病人もなく無事に合宿を終えることができました。バンザーイ。

旅立ちの日の再会

今日は卒業式。

今朝、雨の音で目が覚めた。ああ、雨かぁ。。。女子たちはこの雨の中、ヘアースタイルを整えるため美容院へ行ったり、着付けをしたり。雨の中、苦労しているんだろうなぁと、ちょっと心配。

いつもより遅めに起き、いつものようにフレンチローストの珈琲をいれながら、浅間山方面(外)を見ると陽が射してきた。みんなの日頃のおこないが良いのだろう。

11時開式。
数名の卒業生と挨拶をしたり、記念撮影を撮られたり。1年前は隔年で担当している演習クラスの卒業生が居たこともあり、また自分が卒業式までの半年間、国外に出ていたこともあり、10数名の彼ら彼女らとこの同じ場所で記念撮影をしたことを思い出す。私も浅黒く日焼けしていたなぁ。。。今年、演習クラスの大半は3年生。そのクラスからは編入生の4名が卒業する。

4名の彼ら彼女らも良い笑顔だった。すでに社会で活躍をした後、編入生として入学してきたり、短大を卒業して編入学をしてきたり、それぞれの道のりは異なっていても、同じ時間と場所を共有した彼ら彼女らの笑顔は晴れ晴れしくも凛々しかった。

閉式後、会場の外は後輩たちが待ち構え、卒業生への様々な祝福を送っていた。その中には後輩の学生ではなく、すでに卒業をしていた彼らの先輩たちも居た。1年前、2年前、3年前に巣立っていった彼ら彼女らの社会人としての清々しい顔もあった。

私が大学に赴任して間もなく、AO入試で担当した受験生(高校生)Yがいた。そのYさんはすでに卒業しているのだが、その彼女の高校時代の恩師Mが実は私の知人であったことがその後、判明する。そして、さらに、そのM先生の別の教え子Hも今日卒業していく。もちろん、YさんとHさんは大学の先輩後輩なのだが、入学前からの友人でもあった。そんな偶然もあり、今日、はじめて4名(M先生、Yさん、Hさん、私)が一同に会することができた。

M先生とはつかの間の再会ではあったが、お互いに良い笑顔だった。暖かい春の陽射しに包まれた良い卒業式だった。

今日、卒業していくみんな、おめでとう。

壱月ぶりの休日は高田馬場へ!

正月明けからほとんど休みのない生活をしてきましたが、今日はOFF!
(無理矢理OFFにしてしまったというのが正しいかも。。。)

と、言っても薪割りをする楢原木は来週入荷予定なので、今日はちょっと自分に投資。東京新宿の日本点字図書館へ勉強に行ってきました。

遅めの新幹線に乗り、ほとんど噴煙の上がっていない浅間山を見ながら大宮〜池袋〜高田馬場へ。

今日はGPSを利用した視覚障害者の歩行補助システムについての話を聞いてきました。メイン講師は静岡県立大学の石川准先生。
http://www.utsunomiya-u.ac.jp/event/2009/2/e_090207.html

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開会の挨拶をされている石川准 静岡県立大学教授

通常、カーナビで利用するGPSシステムは車で利用するため道路を走る(道路しか走らない)。まっすぐ走る。速度もそんなに変化しない。電源を切っても次に電源を入れる所はほとんど同じ場所。
そんなカーナビって、そこそこ使えるシステムなんだけれど、ヒューマンナビゲーションとして利用するためには、いくつかの課題があるようです。例えば、人は道路以外も歩行する。しかも、道路の脇(=歩道)を歩く。立ち止まることもあれば人や障害物を避けるので急な方向や速度の変化がある(フラフラする)。必要ない時には電源を切る。電車やバスに乗っている時には電源を切った状態で移動してしまう。
つまり、そのままのカーナビシステムでは、ヒューマンナビに転用することはできないという話が基本知識として必要。

そんな課題を解決するのが「方位加速度センサ」。地磁気をキャッチして方位を検出。3軸の加速度センサーで上下/左右/回転を検出。

盲人でもある石川先生が自宅周辺をこのナビで歩行しているビデオを拝見。ブレイルセンスというピンディスプレイ端末に組み込まれているので、音声のみならず、点字でも情報を伝えることができるらしい。
道を間違えても経路の再探索(これはちょっと時間がかかる)をして新たな経由地を教えてくれる。
デモシステムはまだGPSだけなんだけど、将来は方位加速度センサーを組み込み、上述したようなGPSの課題を解決するらしい。

驚いたのはGPSレシーバってUSBメモリほどの大きさ。小さい!
BluetoothなのでワイヤレスでPCへデータを転送できる。帽子に装着しておけばそこそこの数の衛星をチャッチできる。でも、道路の真ん中を歩く人は居ないので、ビルなどがあると反射波(マルチパス)の影響で誤差が大きくなる。また、ある程度距離を歩かないと向かっている方向が解らないのがGPSの欠点。

3時間ほどの会議でしたが、久しぶりにエンジニアとしての自分を再認識できました。かなり錆び付いてきていますが、まだエンジニアの端くれにいる気がします。

日本的行事(奇行)、無事終了!

仕事の話です。

この週末、とても日本的な行事(祭事か奇行か)を無事に執り行う事ができた薪です。しっかりとした進行マニュアルがあり、それを全国の700箇所程度において同時に進行するというもの。1カ所あたり10弱の会場があり、それもすべて同じ時間に同じ内容を伝え、一斉に開始するのです。

ちょっと客観的に考えると日本でしかなし得ない行事なのかもしれません。

しかし、とても疲れました。もちろん、写真などはありません。

食事を楽しむために...

ちょっとだけ仕事の話。

(A)介助の必要な人(障害者)と食事を楽しむためにはどうしたら良いのか。一般的には食事介助をしながら介助者(家族や友人など)も食べるということになる。

あるいは

(B)食事介助の必要な人が自立生活(一人暮らし)をするためにはどうしたら良いのか。ヘルパーさんが来た時に食べさせてもらうことになる。

もっと他にもあるはず。例えば、食事介助ロボットの活用。

「食事介助をロボットにさせるなんて!」と多くの反発があるのは事実。

でも、(A)という場面では、誰かが介助をしなければならないし、介助しながらの食事では「楽しむ」という気分にはなかなかなれない。(B)の場面では、障害者自立支援法によって必要なサービスを選択できるようになったが、利用時間の上限が設定され必要なサービスが受けられない(つまり、毎食の食事介助は不可能)という状況。

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ゼミの学生(1名は電動車いすに乗った障害学生)にお願いして、(A)を実践してみた図。約30分で彼のお母様特製弁当を完食。ひじきや春巻きなどもしっかりとつまんで口まで運んでくれます。しかし、まぜご飯はちょっと苦手かな。ぽろぽろと落します。
力強いロボットアームは頼もしいけど、「優しい彼女的なアームが良いんだけど」と彼の弁。

ごちそうさまでした。