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Makapuu Point

オアフ島東端Makapuu Pointには灯台を見下ろすハイキングコースがあり、冬期にはアラスカから南下してくるクジラを観ることができます。

ハワイ生活を始めた頃、Wiliwili Nuiへのハイキング(このblogにも掲載済み)に連れて行って頂いた元K大学同窓会ハワイ支部長Iさんから「帰国する前にもう一度ハイキングに行きませんか」というお誘いを受け、この灯台を見に行ってきました。

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Kalanianaole Hwyの脇にあるパーキングへ車を止め、振り返るとKokoクレータが目の前に見えていました。

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ハイキングコースの途中、海が見える位置に多くの人が居たので、何かなと覗くとクジラ(子ども?)が数頭泳いでいました。

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ハイキングコースと言っても自転車やベビーカーなども登れるくらいの舗装されている道路(車は乗り入れ禁止)です。

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いい天気です。風もあり、それなりにハイキング日和なのかもしれません。

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ちょっとだけ灯台が姿を現しました。


Manana Island(中央奥。通称:ラビット島)が見えます。形がウサギに似ているらしい。

眼下には真っ青な海。

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遠景にはアメリカ版ゴジラGozilaやジュラシックパークの撮影にも使われた景色が眺められます。

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目的地に到着。眼下にMakapuu Light Houseマカプウ灯台があります。GPS全盛の時代ではありますが、まだ現役の灯台です。

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お昼に近づくと陽射しもきつくなります。さて、下ることにしましょう。

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帰国まで残り10日間ほど。このような景色も見納めかもしれません。

ダイヤモンドヘッドって

ダイヤモンドヘッドって要塞だったのね。。。

春休みを利用して大学生の長男が遊びに来ています。そこで有名なダイヤモンドヘッドへ行ってみることにしました。
いつものようにアパートからバスNo.6に乗ってアラモアナセンターでNo.23に乗り換え、登山道入口で下車。

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ワイキキビーチから見たダイヤモンドヘッド

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途中、ココクレータやハナウマクレータを眺めながら登ります。

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ダイヤモンドヘッドクレータの中に入る為のトンネルを越えるとゲートがあり、料金所があります。バス停から30分程度。そこで一人$1の入場料を支払い、頂上を目指します。

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しばらくは、のどかな散策路ですが。。。

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急で狭い道となり

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何度か折り返してみると

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高度も上がり、クレータの外側の山が見えてきます。

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訓練なのか、ケガ人や病人が出たのか、頂上直下にレスキューヘリが降り立ちました。

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クレータの外に海が見え始めました。

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さらに登ると。。。

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要塞の最下部に到着。ここから要塞内に入って行きます。しかし、狭くて急な階段です。

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螺旋階段を上り、要塞下部(砲台)に到着。灯台が眼下に見えました。

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最上段からの眺め。

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ワイキキ方面を観る。高層コンドミニアムが乱立しています。

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地球が丸いということがなんとなく解る様な気がします。

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とても狭い螺旋階段を下り、長い長い急な階段を下り。。。

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狭くて急な階段の道を下ると。。。

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散策路を過ぎるとようやくゲートに到着。ここまでの往復約1.5時間。

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バスに乗り、ワイキキまで来てみるとボディボードの人たちが気持ち良さそうに波に乗っていました。

Star Gazing at Onizuka Space Center


Mauna KeaからのSunsetをただ眺めているだけではありません。

Sunset直後は太陽とは反対側を観ることをお勧め致します。地球の陰が見えるのですから。。。


Sunsetとは正反対を観ると、そこにはピンク色をした夕焼け空と、その下にはグレーの陰が見えます。
これは高地でなければ見えない現象らしい。

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反対側の山にはスノーボードをする人が...
観測所の人なのかなぁ、羨ましい...

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Mauna Kea頂上ではSunset後、
気温が一気に下がります。

バスに乗り込み、下る準備。

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バス車内からの撮影も普通のデジカメではこれが限界です。

早めの夕食をとったOnizuka Space Centerまで下り、ここでさらに望遠鏡で観測です。今夜は快晴で、かつ月の出が遅いため、真っ暗な闇の中での観望です。
オリオン大星雲、散開星団、二重星、土星を観望しました。

そして、理事長が三脚で固定して撮影した一部をこちらで紹介します。

黄道光とプレアデス星団(すばる)に流星出現!
(ISO2000, F4, 露出30sec, NikonD300 / 撮影AK)

オリオン大星雲(オリオン座)とプレアデス星団!
(ISO2000, F4, 露出30sec, NikonD300 / 撮影AK)

この後、ホテルまで送り届けてもらい、夜食を取り早め(?)に寝ることにしました。翌朝は朝5時起床。6時出発の予定。。。

翌朝、まだ暗いうちからレンタカーを走らせ、途中で給油し、空港でレンタカーを返却し、0830コナ発ホノルル行のハワイアン航空Boeing717に乗り、雲の多い太平洋を45分。定刻通りに曇りのち雨のホノルルに到着。

「ハワイ島膝栗毛」全巻の終わりでした。

Sunset at the Mauna Kea

ハワイ島膝栗毛2日目午後は今回のメイン、薪割人的「観光」です。

ハワイ島には富士山よりも高い山が2座あります。マウナケア(4205m)とマウナロア(4170m)です。マウナケアとはハワイ語で「白い山」、つまり日本語では白山、フランス語ではモンブランと同じです。

マウナケアは自然科学保護地域に指定されており、また神が住む所としての神聖な場所でもあるため、誰もが足を踏み入れられる所ではありません。そのため、免許を取得したガイド(ツアー会社)と共に向かう事になります。

マウナケア山頂は1年を通して晴天率が高く、また高度も高く、周囲に都市がない(光害が少ない)という理由から、世界各国の天文観測拠点(天文台)が設置されています。日本の天文台としては、光学赤外線望遠鏡「すばる」があります。

今回のツアーは12人乗りの四輪駆動車に乗り、途中で休憩などをしながら徐々に高度を上げ(高度順応)、高山病にならないような工夫をしています。

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いくつかのホテルでお客さんを乗せて、最後に我々が搭乗した四輪駆動車。
新婚さん3組と、我々おじんおばん3名とガイド兼ドライバのヒデさん。目一杯詰めることもあるらしく、ゆったりと座れてラッキーだったようです。

まずSaddle Road サドルロードという山岳道路を進むのですが、これがまた細くてガタガタ道。サドルロードはレンタカーでの走行は禁止されているくらいですから、車もドライバも大変そうです。

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サドルロード途中には米軍の基地があるためか、装甲車などを牽引しているトレーラを追い越したりします。理事長がウィンドウに写り込んじゃっています。

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さらに進むと溶岩地帯。延々と真っ黒な溶岩が広がっています。この真っ黒な溶岩が酸化することで茶色になり、そして何千年もかけてオアフ島の赤土のようなものになっていくようです。

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軽石のような穴だらけの石。でも軽くない。

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マウナケアをバックに記念撮影。まだ半袖でも十分。

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さらに進む(高度が高くなる)と空の色もどんどんと変わってくるし、雲が眼下に見えてきます。茶色の山肌が見えています。

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Ellison S.Onizuka Space Center オニズカスペースセンターに到着。

1986年のチェレンジャー事故で亡くなったコナ出身の日系人宇宙飛行士オニズカ大佐の記念館のある所。

ここで早めの夕食(幕の内弁当)を摂り、トイレや着替えなどをします。トイレのランプはとても暗くて、しかも赤色でした。観測環境を守るため、光害を無くすさまざまな工夫があります。
また、ここから上は未舗装道路で、なおかつ傾斜もキツくて、酸素も少ないため、普通の車では無理。

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太陽の黒点観測。現在は黒点は少ないようです。

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未舗装の道路を自転車で、しかもかなりの高度を登っている人がいました。驚異的!

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箱庭のような光景。所々から噴火していたのが良く解ります。

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マウナロア山遠望

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雪を発見!

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電波望遠鏡の前で記念撮影。この望遠鏡はニューメキシコ(大学)からの遠隔操作で動いているらしい。。。すでに寒い。

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すばる望遠鏡のドーム(左側)

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すでに外は白銀の世界

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Sunset 日没までもう少しです。

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View Point はすばる望遠鏡よりも高い地点で待機!

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太陽の高度もどんどん下がってきました!

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他のツアー会社も同じポイントなので人が多い!

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Sunset 日没です!

(この後も、さらに続きます!)

Pololu Beach

ハワイ島膝栗毛の2日目が明けました。天気も良く、ビッグイベントの成功に期待がかかります。

宿泊地はKohala Mountainの南端にあるWaimea ワイメア。ここにはローカル空港もあるちょっとした町になっています。広大なParker Ranch パーカー牧場のある所で、その牧場のためのような町です。

ハワイ島の有名なリゾートホテルはとても高額で、寝るだけで良いという我々(私だけ?)の目的とはちょっと違うので、あまり日本人が来ないような安い所にしました。古いけどしっかり掃除もされており、朝はコーヒーやジュースもあり、これで$59はまずまずかと思いました。

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朝日に照らされる我が愛車(と、勝手に自分のものに)Pacifica(中央)と宿泊地 Kamuela Inn。

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庭には桜の仲間も咲いていました!

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これがその樹。そして快晴の空!

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アボガドも沢山なっていました。

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私は見慣れてしまったブラシのような赤い花もありました!

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大きな松ぼっくりも!

午前中はKohala Mountainに沿って北上し、Hawi ハヴィにあるカメハメハ大王の像(オリジナル!)とPololu Beachへ向かいます。

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Kohala Mountain Roadの途中からの遠望。広大な牧草地が広がっています。

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途中から理事長にドライバを交代したので、助手席から道を撮影!
両側に広大なParker Ranchが広がっています。

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カメハメハ大王像。
オアフ(ホノルル)にも同じものがあるのだけど、こちらがオリジナル。実はこの像は当初オアフに立てる予定で作られたけど、船で輸送中、嵐のため海底に沈んでしまった。そのため、改めて作り直されたのが現在オアフにある像。そして、海底から引き上げられ補修されたものが、このハヴィにあるもの。だから、こちらがオリジナル!

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オアフのものと同じだけど、低い位置のためか、柵が無いためか、親近感が持てるのはこちら。

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カメハメハ大王像から数マイル東に進むと行き止まりに。そこがPololu Lookout ポロル展望台。断崖絶壁の景色が広がっている。

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Pololu Beachまで下ることにした。

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綺麗な海を見ながら断崖につけられた道を下る。

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ため息が出るような光景。ヘリコプタなどであれば海に流れ落ちる滝なども見えるんだろうなぁ。。。

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上の写真と見比べると徐々に高度が下がるのが解りますね。

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下部に降り立つとそこには川があり、奥には息をのむ様な綺麗な渓谷が刻まれていました。

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海岸には黒い砂のビーチが広がっていました。

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しかし、ビーチはここだけ。周囲は幾重にも繋がる断崖が続いています。

さて、そろそろ昼に近くなりましたので、一旦ホテルまで戻りましょう。

(ハワイ島膝栗毛は、まだ2日目の午前中。まだまだ続きます!)