カテゴリー: 星空天望

今シーズン最後のオリオン座大星雲

 オリオン座大星雲(M42、散光星雲)は肉眼でもなんとか見えるほどの大きさだから、撮影もそれほど無理せずに望遠レンズの視野に入れられる。また、そこそこ明るいこともあり手軽に撮影できる。

 ポータブル赤道儀ポラリエ(初代)を手に入れ、標準レンズや広角レンズで星空を撮影してきたけれど、数年前から望遠レンズでも取り組み始めた。もちろん、対象はオリオン座大星雲。当初は手持ちの望遠レンズであった200mmF4というフィルム時代からの愛用品。カメラ本体はフィルム用でもあり、すでに骨董品。星空撮影には向かない。でも、レンズはデジタルになれど、マウントさえ合致すれば使える。そのため、ポラリエの限界(?)でもある200mm望遠レンズで頑張って撮影してきた。

 シーイングがよければ、オリオン座の3つ星近くのNGC2024「燃える木」やIC434「馬頭星雲」まで写すことができます。200mmであればオリオン座大星雲を含めて1枚の写真に入ります。というか、大星雲と3つ星を入れれば、肉眼では見えない燃える木や馬頭星雲も写るってこと。笑

 今シーズンは300mmF4.5という望遠レンズを手に入れた。オクにて3k円だった。もうすこし明るいレンズが良かったけれど金額的には無理。まずは300mmを使い倒してみるかな。200mmと比較してもかなり大きく重たい。ポラリエではミス(星像が流れる)が増える。200mmが限界なのかもしれない、と思いつつバランスなどにも配慮しながら使ってみる。かなり古い物でもあり、外見の汚れはどうでも良いけれど、光学系が気になる。わずかに前玉裏にカビがあるけれど映像に影響がでるほどではないし、たぶん自分でも掃除できそう。いずれ分解掃除のためのモルモットになるだろうな。笑

オリオン座大星雲
オリオン座大星雲

Nikon D3300 (iso3200) + Nikkor 300mm F4 (f5.6) + ポラリエ (2021/03/16)
露光30secで撮影した8枚画像をコンポジット合成

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