カテゴリー: 趣味

パワーアンプのプチ改造

巷では三連休だといういうのに、日曜しか休みではない私の日曜は...

勤労に感謝しながら、自分の好きな事に時間を費やせる幸せにも感謝しつつ、パワーアンプのプチ改造に。

いろいろと情報を探りながら、安価なコンデンサを見つけたので、真空管アンプのカップリング部のコンデンサを総入れ替えすることに。

終段が300Bというシングル管球アンプなので高電圧がかかる。その電圧成分を除去するためにカップリングコンデンサで交流部分だけ次に繋ぐってのが役割。そのため、数百ボルトの耐圧がかかるので結構大きい。

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これがオリジナルのフィルムコンデンサ。耐圧450ボルト。
(松下製?)
http://industrial.panasonic.com/www-ctlg/ctlgj/qABD0000_JP.html

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これを2チャンネル分で6個、取り除く!

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左 これから取付けるコンデンサ、右 取り外したコンデンサ。

かなり大きいなぁ。。。入るかなぁ。。。

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アムトランスというメーカーのPETフィルムコンデンサ。
http://www.amtrans.jp/SHOP/49203/92941/list.html
1個400円。数千円以上するコンデンサもあるけれど、
コンデンサにそんなに投資はできない。。。
金メッキの足を丁寧に折り曲げ、なんとか所定の位置に。

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6個を入れ替えた後の基板。
これをひっくり返すと...

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奥の三極管(4本の足)が300Bという終段。
手前が2回路入っている6SN7GTという前段。

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とりあえず元に戻して音出し。
写真はまだ真空管はさしてありませんが。。。

最初はかなりキツい高音でしたがしばらくして輪郭のはっきりした音に。
ほんのわずかな改造でも、ずいぶんと音が変わるものです。
輪郭がはっきりした分、ステレオ音源での定位がすごく良くなっています。

こんなことができるのもキットだからなのかもね。

しし座...

しし座と言っても占星術ではなく、天空の星座で、流星群のこと。

しし座は黄道12星座のひとつ。1等星はライオンの心臓と言われるレグルス。
このしし座に放射点をもつ流星群がしし座流星群で、毎年11月中旬に出現する。
母天体はテンペルタットル彗星が撒いて行った塵。

今年は11/17が極大とのこと。
そのため、いつものように遅い帰宅後(11/17と11/18の切り替わり)に空を眺めるとそこそこ星が見える。
遅い夕食の後、三脚とカメラを庭に出してしばらく空を眺める。

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シリウスが明るいけれども雲が流れているし、月が出てきたし、星は流れないし。。。(泣)

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1時間待ったけど残念ながら「星に願いを」叶えてもらうのは諦める。
しかたなく、お気に入りのオリオン座を1枚撮影して終了。
2011/11/18 AM0:13 (Nikon 55mm F1.2を2.8に絞る)30秒固定

リゲルとベテルギウスが綺麗。赤い大星雲もしっかりと写っていますね。
(残念ながら雲も写っています)
しかし、固定だとどうしても星が流れるので、ポータブル赤道儀が欲しいな。。。

至福の時

ここ信州も連日猛暑が続いております。皆さん、熱中症には十分ご注意くださいませ。
巷では三連休のようですが、いろいろと雑用もあり、また月曜は仕事で出張となるので私にとっては単なる週末です。

夕方の日が陰る頃、やっと薪割りを始めました。

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今年の楢材は虫食いも少なく、しっかりとしています。

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本日、薪割りをする前の薪棚はこの程度。

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本日、夕方のひとあせ60分の成果がこの程度。

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やっと半分弱かな。。。まだまだ至福の時は過ごせそうです。

地下の秘密基地で。。。

夏前から地下の秘密基地にて、暇を見つけて工作台をコツコツと作っています。
まあ、工作台といっても"スライド丸鋸"を置く台といってしまえばそれまでなんですけれども。。。

これまでは利用するときだけ、地下室の床(コンクリート)に直接おいて作業をして、使わない時はボール盤を据え付けてある台に載せていました。まあ、長物を扱う場合には床という広い所での作業は都合が良いんですけど、細かい作業には不向きなので。。。

6月に余りものの材でベンチを作りましたが、ベンチだけで余りものが消費される訳もなく、大物の2×8や2×6材なんてのがあったため、工作台ということになった訳です。

まあ、重量物を載せられるよう頑丈にボルトを利用して組み立てました。

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すでにスライド丸鋸(右)が載っている今回完成した工作台と、左の既製工作台(自作ルータ台が載っている)。もう少し整理整頓しないとなぁ。。。
次は棚かぁ。。。(^^;

本日は台風一過の蒸し暑いけれども良い天気でした。朝から仕事でしたが、帰宅してからちょっと使ってみました。まずまずかな。

久しぶりのハンダ付けNo.1c

完成したのはニキシー(Nixie)管という、私たちの年代にはとても懐かしい(?)、数字や記号を表示するための冷陰極放電管というものを使った「時計」でした。

ニキシー管とは1954年に製造(発明は1920年頃?)が始まった、ガラス製の真空管のようなもので、数字などの形状をした複数の陰極と、1つのメッシュ状陽極から成り、内部にはネオンガスが満たされているものです。

各陰極と陽極との間に200V弱の直流電圧を印加すると陰極から電子が放出され、陰極を覆うように赤橙色のグロー放電発光が生じ、そのため暗い背景に数字などが浮かび上がるため、視認することができます。もちろん、しっかりと見ると放電していない陰極なども見えないことはありませんが、ほとんど気になりません。

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1970年代になり、電卓(電子卓上計算機)などの数字表示が、低電圧で駆動できる発光ダイオードや蛍光表示管のような7セグメント表示に取って代わり、ニキシー管の時代は終わったようです。その後、さらに低消費電力という流れから液晶表示となっていますが。。。

学生のころ、卒業研究の実験などで利用する周波数カウンタとかマルチメータなどに、このニキシー管が使われていて、メーターで計っていたような電圧などが数字で見れる!ということもあり、活用させて貰っていました。

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さて、実際に製作した時計のハンダ面(部品面?)がこれです。旧式のニキシー管は真空管のような形態をした縦型ですが、今回のKitにはこのようなスマート?な横型のものが使われています。

 

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箱に入れて、点灯させるとこんな具合です。
試しに12時34分に設定してみました。

オレンジ色の放電によって数字が浮かび上がります。陰極が前後という物理的配置なので数字によって奥行きが異なるのが良く解りますよね。
放電によって輝いているため、放電していない数字の電極(細い)は、それほど気になりません。

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我がデジタルな音響セットと並べてみると、表示はデジタルなんだけど、なんとなくアナログ的な雰囲気を醸し出していると感じるのは私だけでしょうか。。。

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そして、今回の主力工具は、長年愛用しているANTEXのハンダごて(15W)と0.5mmφのハンダです。微小な小手先があったからこそ、44pinSMDが問題なく、ハンダづけできたのだと思います。
まあ、コレ以外には小型ニッパとラジオペンチ、紙ばさみ、ドライバ、ワイヤーストリッパ、程度です。

さてさて、この時計には見落としがちな大きな欠点があります。

簡単な電源回路を採用しているため、アメリカの電源(電圧&周波数)でなければ動きません。放電させるための電圧と、時計のための周波数です。どちらも時計という機能には必要なのものですから。。。

もちろん、それを理解した上で作っています。3月末には私の置き土産となることでしょう。。。

そして、このNixie Clock Kitの存在を紹介してくれた古い友人に感謝。

数字がアナログ的に切り替わる動画を追加しました(2007/12/19夜)↓