カテゴリー: 日記・コラム・つぶやき

アマチュア無線局JJ0UZR

WAZ (worked all zone)

中学1年生の時、免許を取得しJR2KDAという無線局を開局した。ただ、大学を卒業し地元を離れることになり(アマチュア無線局はそれぞれの地域別に申請するため)その後は廃局となった。社会人となり転職転居などもあって無線などすっかり忘れていた。50歳後半になり母から実家の無線機が存在することを聞き、とりあえず持ち帰ったものの(すでに古すぎて綺麗な電波を出すのが難しいため)特に何もせず。。。

母が亡くなる前、病床にて昔話を聞きながら無線の話題になった。その時、中学の時のライセンスからステップアップするのも良いかな・・・と感じたこともあり、母の見舞いのついでに上級ライセンスのための勉強を始めた。母の葬儀を終えた後の年末、国家試験があり受験。年明けに合格通知が届く。すでに開局申請などはオンラインでできるようになり、お手軽に開局できた。現在居住する信越エリア(0)のコールサインとしてJJ0UZRを頂く。

すでに5年の更新も終えたJJ0UZR。40年前と大きく異なるのは電話でも電信でもなく、デジタルモード通信という手法による交信をメインにしていること。このデジタルモード通信は数年前から一気に普及しはじめたもの。アメリカのノーベル物理学賞(宇宙物理学)受賞者でアマチュア無線家でもあるプリンストン大学ジョセフテイラー博士(K1JT)が発明したもの。

デジタルモード通信の利点は微弱電波であっても誤りの少ない方法により正確にデータ通信できること。そのため、たった100Wの空中線電力であったとしても短波帯を利用すれば世界中と繋がれる。そのため、我が家の庭に自分で作った簡単なアンテナ(垂直形バーティカル)で北アメリカやヨーロッパ、オーストラリアはもちろん、アフリカや南米、南極大陸も視野に。

いろいろな国やエリアとの交信が増えていくとアワード(賞)がもらえる。世界中に無線家がいるため、いろいろな賞がある。6大陸や100エンティティ(100の国や地域)、全米50州などを制覇した(笑)。先日、カナダ北西部、あまり大きな都市がなさそうなエリアにある無線家との交信を実現し、世界40ゾーンとの交信を完成。

WAZ(worked all zone)という賞のための40ゾーンがこちら↑。アメリカのアマチュア無線雑誌CQ Magazine社が主催する賞。残念ながら雑誌は2023年に廃刊。ただ、賞については継続している。先日、送られてきたのがこちら↓。

ぼちぼち取り組んできたことがいろいろと展開してきたのは面白いね。

星空撮影の協力な味方

撮影データ処理のためのソフト

ステラーイメージ9

これまで利用してきたソフト「ステライメージ9」は国産有料ソフトの中でも有名。アストロアーツという会社が制作しているステラなんとかのうちのひとつ。撮影後の画像処理を担うソフトです。他にステラナビゲーターとかステラショットなどがありますが、まだそれらが必要な環境が当方にはありません(汗)。

これまで掲示してきた星空写真のうちの新しいものはステライメージで処理をしてきました。特に難しいものではないけれど、画像の色彩や明度などの調整がなかなか思うようにならない。ステライメージを使う前はPhotoshopでチマチマ加工しており、当時の方が色などの調整はうまくいっていたようにも思います。そんな状況からフリーソフトを少しだけ使ってみようかなと(笑)。

SiriL 1.2.1

先日、導入してみたのが「SiriL 1.2.1」というフリーソフト。ステライメージはWindowsで動くものですが、こちらはWindowsもMacintoshもLinuxもオッケーというもの。Macで処理や加工がしてみたいという思いもあり少しだけ導入してみようかな?という軽い気持ちでダウンロード。

日本語での解説記事はまだ少ないけれどそれほど込み入ったことはしなくて良さそうでもあり、ほぼお任せで処理が進んでいくような感じ。処理時間もかなり早いような気がする。ステライメージと処理時間を比較すればいいんだけれど、まあ時間のある時にでもしようかな。。。


この冬、なかなかいい映像が撮れない「バラ星雲NGC2237-9」。これまで複数回撮影してきたけれど、ステライメージで色彩などを加工すると星雲が変形しているようにも思えて。。。

そんなこともあり、真っ先に処理をしてみたのがバラ星雲。

2024/1/4 22時20分頃から
Nikon D3300(HKIR)+ED180mmF2.8(f4) iso1600、ポラリエにてノータッチガイド。
60sec x 15枚をステライメージ9でコンポジット合成し、調整。トリミングなし。
星雲を横から突っ切る僅光がある。これISS国際宇宙ステーションと確認済。


これとは別に撮影したバラ星雲をSiriLで加工したものがこちら。構図が違いますが上が北。

2024/03/08 21:00頃から
Nikon D3300(HKIR)+ED180mmF2.8f4.0(LPR2フィルタ52mm)iso3200、ポラリエにてノータッチガイド。30sec x 21枚(Dark50Flat50)
SiriL1.2.1を初めて使って処理。バラ星雲の色はあまりケバくなく、星の形状もそれなりに小さく綺麗。左上にあるクリスマスツリー星団がけっこう綺麗に表現されているなぁと思う(自画自賛)。

またオンラインデータベースを参照してこの様な目標物についても書き込んでくれます。凄!


アンドロメダ星雲

2023/12/30 20時40分頃から
Nikon D3300+180mmF2.8f4.0, iso3200、ポラリエにてノータッチガイド 。
60sec x 49枚をステライメージ9でコンポジット合成し処理(わずかにトリミング)したものがこちら↑


同じデータをSiriLで合成し処理したものがこちら↑

まったく同一のデータであっても処理の仕方(ソフト)によって随分と雰囲気が変わるものです。どちらが良いかはそれぞれですね。

2024年は元日から揺れた

 元日夕方、信州も揺れました。長周期振動という感じ。石川県能登地方は大きな被害となり、なかなか困難な状況のようです。阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震と被害の大きな地震があったが、本当にこれらの教訓は生かされているのだろうか。
 コロナ禍が長引く中、ウクライナやガザ地区での戦闘行為が激化し、世界的にも何か歯車が噛み合わないような状況になり、日本も同様、政府ってこんなにガラクタなのかと呆れる日が増えています。困ったものです。

正月の飾り付け

バラ星雲NGC2237,2238,2239

 2024/1/4 22時20分頃から
Nikon D3300(HKIR)+ED180mmF2.8(f4) 、iso1600、ポラリエにてノータッチガイド。
60sec x 15枚をステライメージ9でコンポジット合成し、調整。トリミング。

 拡大するとわかりますが薔薇星雲の中央やや左下から右上へを横切る僅かな光線があります。後から調べたらISSの様でした。凄いタイミング👍
 寒かった。途中でカメラのバッテリーがあがってしまい、予定枚数の撮影ができなかったし、終了時には機材の多くが霜だらけに。レンズには霜除ヒーターをつけてあるけれど、ファインダーにはなく、真っ白になっていました。

冬の代表オリオン座の星雲

 オリオン座は明るい星が多く、形も覚えやすい。オリオンのベルトが三ッ星で、その東側(左側)にいくつかの星雲があります。1/11は綺麗な夜空だったので庭で撮影。寒かったけれど良い写真が撮れました。

オリオン座三ッ星の馬頭星雲(IC434)と燃える木星雲(NGC2024)

2024/1/11 20時50分頃から
Nikon D3300(HKIR)+ED180mmF2.8(f2.8)、iso3200,、ポラリエにてノータッチガイド。
30sec x 53枚をステライメージ9でコンポジット合成し、調整。トリミング。

2023年末 冬季は星空撮影〜

12月は寒いけれど夜空は綺麗です

アンドロメダ星雲M31

2023/12/17 20時半ごろから
Nikon D3300(HKIR)+200mmF4(f5.6),iso3200,90sec x 40枚撮影

オリオン座の星雲いくつか

 オリオン星雲M42(下)、燃える木星雲NGC2024(上、黄)、馬頭星雲IC434(上、赤バック)2023/12/17 21時半頃から自宅庭から撮影しました。
Nikon D3300+200mmF4(f5.6) iso3200、ポラリエにて追尾。90sec x 22枚をステライメージ9でコンポジット合成。

 オリオン星雲は明るく、馬頭星雲は暗黒星雲でもあり赤くて暗い。どちらもそれなりに見えるようにするのは難しいです。今回はオリオン星雲が白飛びしてしまいました。

オールドレンズを入手(笑)

 先日、古いフィルムカメラとそのレンズなどをマーケット経由で手放した。まあ、その収益をどう利用するか?という事も同時進行。結局、収益の一部でオールドレンズを入手。ある意味、物々交換なのかも😆
Nikon AI-S Nikkor ED 180mm F2.8(単焦点マニュアルフォーカス)

今年最後の撮影は...

 結局は見栄えの良いアンドロメダ大星雲(M31)
2023/12/30 20時40分頃から1時間ほど庭からの撮影。途中、雲があり10枚ほど無駄になりましたが、なんとか完成!先日、入手した大昔のニコン180mm望遠レンズのデビューでもありました。
Nikon D3300+180mmF2.8(f4.0), iso3200、ポラリエにて追尾。
60sec x 49枚をステライメージ9でコンポジット合成し、小さな星は消し色調などを調整し、トリミングしてみました。

シーズンが到来!

アンドロメダ星雲(M31)の撮影

アンドロメダ星雲M31

冬が到来し、月のない暗い夜空は撮影会となります。今シーズンも開始!

夜9時ごろになるとアンドロメダ座が真上。綺麗な夜空であれば星雲が見えます。ただ、目が悪い私の場合、しっかりと遠くを見るためのメガネが必要ですが。。。

2023/11/13 21時頃から
Nikon D3300(HKIR)+200mmF4(f4) iso3200、ポラリエにてノータッチガイド。
60sec x 60枚をステライメージ9でコンポジット合成し、調整。トリミングなし。

今回は某所オンラインにて頂いたご指摘を元にダーク画像をしっかり30枚も撮影。いろんなノイズを除去(たぶん(笑))。

再びのアンドロメダ星雲M31の撮影〜

満月が過ぎ新月の後の良い夜空です。

アンドロメダ星雲M31

2023/12/17 20時30分頃から
Nikon D3300(HKIR)+200mmF4(f5.6) iso3200、ポラリエにてノータッチガイド。
90sec x 38枚をステライメージ9でコンポジット合成し、調整。トリミングあり。

同じ日の後、オリオン座が登ってきたので少しだけ撮影。

オリオン星雲M42ほか

2023/12/17 21時30分頃から
Nikon D3300(HKIR)+200mmF4(f5.6) iso3200、ポラリエにてノータッチガイド。
90sec x 22枚をステライメージ9でコンポジット合成し、調整。トリミングなし。