カテゴリー: 書籍・雑誌

学研「科学」が休刊

学研の「科学」と「学習」が休刊になったようです。なんとなく残念でもあり、時代の推移を物語るのかも。
http://www.gakken.co.jp/news/hd/200912/20091203.html

今から40年以上まえ(?)、学研の「科学」を小学校の図書室で見つけて、近所の図書館でバックナンバーを読みあさり、ついには買っていました。

いろいろな実験道具が付録に付いていたり、豆腐やこんにゃくを作るってのもあったような。。。「学習」だったかな?

その後、「子供の科学」に転向してしまいましたが。。。

さらに中学になってからは「初歩のラジオ」「ラジオの製作」「アマチュア無線」とヲタク街道まっしぐらな雑誌を読み、半田ごてやラジオペンチと格闘していました。

大学時代は「アスキー」「I/Oアイオー」「レコード芸術」「ステレオ」の引きこもり的なものからアウトドアとインドアの中間的な「天文ガイド」、さらには完全なアウトドアの「山と渓谷」にまで手を染めておりました。

まあ、そのような結果が今の私を形成しているのではありますが。。。

「子供の頃や若い時に、どんな雑誌を読んでいましたか?」

坐る力!

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齋藤孝著 文春新書「坐る力」(文藝春秋社)を読む。

著者は有名な明治大学文学部教授。私と同い年でもある。

身体論と教育学をうまく結びつけた「書」が数多く出版されている。テレビにも出ているし各種講演活動も多いし、大学でも教えているのに、どうしてこんなに沢山の出版ができるんだろうと凡人は不思議に思う。でも、凡人には到底想像すらできないことをやり遂げるのが天才なんだろう。

さて、この書の前半に展開されている椅子にも興味をもつ(座位保持とか、姿勢保持というのがリハビリテーションにも大切な要素としてあるため)が、中盤以降に展開されている「静坐(法)」(正座ではない)について読むと、日本の伝統的な生活様式や風習というものが、理に適ったものだということが理解できる。

教育とか学修を考えるならば、頭(脳)を「上手く」働かせるためにはどうしたら効果的なのか、という視点が必要であろう。そのためのひとつの手段が「姿勢の改善」であり、脳を活性化させたり、意識を集中させるためには「姿勢」の善し悪しが関係する。

さて、「姿勢」が悪い自分の生活にも活かして、ちょっとだけでも齋藤先生の爪の垢でも煎じて呑んでみるか。。。