投稿者: firewood

スローライフに憧れる準スローライフ実践者

Historical Park

キャプテンクックにあるマナゴ(砂子)ホテルを後にして、向かったのはさらに南のPu’uhonua o Honaunau National Historical Park プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園です。

プウホヌアはハワイ語で「逃れの場」「聖域」という意味で、またこの場所を「逃れの町」とも呼ばれているようです。この町のコンセプトが聖書の中の「逃れの町」に似ているということからキリスト教宣教師が名付けたようです。

昔、掟を破った者への罰は「死」であり、許しを請い生き延びることのできる「逃れの町」がココ。また、戦争中、聖域である逃れの町は非戦闘員が安全に暮らせる場所でもあったらしい。

入園料は車一台につき$5。話し好きで日本びいきのおじさんが、後ろに車がついているにも関わらず、太鼓の話をしてくれ、また今日は練習があるからとバチを見せてくれたのは参った。おつりがいらないように出した$5に、さらに$5を返そうとしていたので、おじさんの笑顔に免じて、受け取らなかったけど。。。


プウホヌアの海岸。合成写真は波があると上手く繋がらない。。。

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聖域なので神の使いである海亀も甲羅干しをしに来ます。
もちろん、立ち入り禁止!

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神殿と霊廟。

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Ki’i キイ(木偶像)が神殿と霊廟を見守っていました。
この霊廟には23人の王の遺骨が納められています。

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さらに右の櫓には捧げもの(花や食料など)が置かれていました。

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周囲のキイは膝関節をわずかに屈曲した立位で、ユーモラスな雰囲気があるけど、なぜ屈曲位なのかなぁ。。。

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霊廟の外にも小さなキイが。。。

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南側の海岸は溶岩。そこから見た神殿と霊廟。

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祭壇に近い岸には魚も沢山いました。

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祭壇を守るのか、居住地を守るのか。城壁のようなものが周囲にあります。

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アウトリガー付きカヌーもありました。太古の昔は、このような船で太平洋の島々を渡って来たのでしょうね。すごい!

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さて、このあたりは日本でも有名なKona コナコーヒーの産地。戻るついでにどこかに立ち寄りましょうか。。。

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途中、Kealakekua Bayからキュプテンクックのモニュメント(対岸)を眺めてきました。そのままでは見えないなぁ。。。

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元画像を拡大してみると...見えた!

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ありました。コーヒー園。しかもUCC!
入るなり日本人の店長さんらしい人から、日本語でとうとうと能書きを聞かされました。豆の種類や1本のコーヒーの木からどれほどのコーヒーが作れるか等。。。

一般道しかないホワイ島の道路(しかし制限速度が55mph!だったりする)を戻りながら北上し、目的の宿泊地Waineaに到着。日没前にチェックインもできたし、食事も調達できた。高度があるためかかなり涼しい!

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そして日没。ハワイ島膝栗毛の長い1日が終わろうとしています。

(まだまだ続きます)

Fly to Big Island!

この週末、先のblogにも書きましたように、南国滞在中初めて(すでに帰国までのカウントダウンが始まっているので唯一か?)、自分自身の大好きな「観光」をしてきました。

この「観光」というのは「光」を「観る」という意味ですから、実に私の目的にはベストマッチな意味なのではありますが、一般的な観光旅行という意味とはやや異なるため、このblogの読者のハワイ島観光の参考にはならないと思います。あしからずご了承ください。[E:bleah]

この「観光」には元同僚の2名が日本から参加してくれました。ここでは仮称として「理事長」と「代表」としますが、昔からスキーに行ったり、酒を飲みに行ったり、温泉に行ったりと、いろんなことをしている気の置けない仲間であり、大切な元同僚たちであります。「理事長」は命の次に大切な機材を常時身に付け、何かあればその機材を颯爽と持ち出す兄様であり、「代表」は山のためには南米にでも行ってしまうという姉様であります。

ハワイ島とはハワイ諸島(ハワイ州には8つの大きな島がある)でもっとも大きな、そして海底火山の噴火によって出来た比較的新しい島です。このblogのタイトルにもありますが、島の正式な名称はハワイ島であっても、州名との混乱を防ぐこともあるためか、Big Islandという名称が一般的に利用されています。名称どおり、とても大きな島で、私の住んでいるオアフ島の6倍!の面積がありますが、人口はホノルルを抱えるオアフの1/6しか住んでいません。ちなみにハワイ州全島の面積は日本の四国程度。そこに120万人ほどしか住んでいません。

さて、この「ハワイ島膝栗毛」は、2/22(金曜)から始まります。

代表と理事長が成田を出発し、ホノルル空港に到着したのが2/22朝7時すぎ(現地時間)。私はアパートを6時半に出発し、いつものバスを乗り継ぎ空港に着いたのが8時過ぎ。旅慣れた代表のお陰で、二十数年ぶりにパスポートを取得した理事長も何事も無くアメリカへ入国してしまったので、私の方が遅れて到着してしまいました。

そして、同じホノルル空港から10時過ぎに、ほぼ満席のハワイ島コナ行きハワイアン航空に搭乗して、45分程度の雲上人。[E:airplane]

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ハワイ島第2位のマウナロア山(4170m, 13679ft)が見えた。[E:fuji]

コナ空港はJALが直行便を出している国際空港だけど、ハワイ島西側は雨がめったに降らないという地域らしく、すべてタラップ対応。

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これが搭乗したハワイアン航空Boeing717。

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もちろん、空港ターミナルもビルというものは皆無であり、ほぼ屋外のような状態。

Big Islandでの移動はレンタカー。3名の移動ではありますが、ゆったりとした車を借りました。[E:rvcar]

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6名乗りのクライスラーPacificaです。ミニバンほど車高が高くないのですが、室内はかなり広い!ので、3名の荷物を入れても随分と余裕があります。

車好きの理事長は日本でも日常的に左ハンドルの大型車を運転しているので、逆に右側通行には慣れていないということと、時差ボケもあるため、しばらくは私が運転。当地では8月に1週間だけレンタカーを借りて以来、まったく運転していなかったのですが、車の運転というのは記憶に残っているため、また日本では左ハンドルを運転していない(カリフォルニアでは左ハンドルを1年間運転していた)ので、問題なく運転できました。もちろん、慎重にハンドルを握りましたが。。。

コナ空港を南下して昼時。マナゴホテルという日系人オーナーの有名?なホテルの食堂に。ガイドブックにも載っている、レストランというよりも食堂という雰囲気のあるところ。金曜の正午という時間でもあり、ひっきりなしに現地の人が来店。

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昔の日本の海の旅館的な雰囲気のあるホテル。浮き輪をもった子どもが走っていてもおかしくないんだなぁ。。。[E:yacht]

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メインディッシュ(代表はMahiMahiのソテー、理事長はチキン、私はポーク)の他に山盛りのご飯とモヤシ、ポテトサラダ、春雨(?)などもついてきます。[E:restaurant]

(ハワイ島膝栗毛はまだまだ続きます)

ハワイの雪

先週末の2/22(金)より本日2/24(日)までハワイ諸島でもっとも大きい島、ハワイ島へ行ってきました。
そして、タイトルの「ハワイの雪」を御覧になり、こいつもとうとうおかしくなったのか、と思われた方もいるかと思いますが、南国の楽園の孤島、ハワイでも場所によっては雪が降るのです。
そして、単に降るだけではなく、しっかりと積もりますし、ものすごく寒いです。もちろん、日本の冬よりもある意味においては過酷な面もあります。

昨日2/23(土)のサンセットをハワイ諸島の最高峰、マウナケア山(4205m)で拝んできました!

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黄金色のサンセットを背景に記念撮影!

もちろん、本物の雪ですし、この格好を御覧になれば解りますが、スキー場のような身支度をしなけらばとても寒くて凍えてしまいます。さらに4200mを越える標高は自分自身初体験の高度ですし、酸素も薄く、気圧も低いので、体調がおかしくなる人もいるようですが、私は大丈夫でした。

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マウナケア山には日本のすばる望遠鏡(写真左端の角張ったドーム)など、多くの国や組織の観測拠点が所狭しとあります。

詳細はぼちぼちと書きますが、とりあえず数日間、留守にしておりました理由をご報告致しました。

Aloha!

Big Wave!

現在、オアフ島ノースショア(北海岸)には大きな波Big Waveが到来しています。[E:wave]

サーフィンをしない人間にとっても波をボケ〜と眺めるのは気分が良いですよ。[E:eye]

このBig Waveも常に到来するものではなく、風向きや潮流など自然の力がなせる技なのですが、いつ到来するのかというのはある程度予測できるようで、天気予報の時に流されます。

もちろん、天気予報によって流されますから、良い波が来るという時間帯には見物客で道路は渋滞し、海岸沿いには車が駐車され、見物客も沢山到来します。

プロジェクトの同僚に誘われて早朝に起きて行ってきました。(午後から仕事!)

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WAIMEA Bayワイメアベイにて(朝8時)

天気はあまり良くありませんでしたし、波も予想時間よりも早かったためか、それほど大きくはありませんでしたが、日本ではお目にかかれないような巻く波Pipe Lineパイプラインになっています。

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それなりに大きな波ではありますが、海岸まで来る訳ではなく途中で小さくなります。

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台風の時のような怖い波ではなさそうです。

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まだサーファーは多くは居ませんでした。

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画面中央にポツンと一人のサーファーがいます。

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潮風のため遠景が霞みます。Turtle Bayタートルベイにて。

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それなりに波も高くなってきたようですが、そろそろ帰る準備。。。

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11時前に早めのランチ(カフクエビ)を摂り帰路につきました。

びっくりするような波はまた次の機会にお預けです。

シャボン玉マシーン!

本日2/8はUniversity of Hawaii, College of Engineering主催のHigh School Engineering Day という催し物があった。対象は高校生。ハワイ州各地から選りすぐりの高校生たちがそれぞれの高校を代表して(?)大学に集まった。

日本でいう高校対抗ロボットコンテストのようなノリでもあり、オープンキャンパスのような企画もあり、高校生達が工学技術に興味関心をもつようなイベントのひとつ。

その中でCollege of Education, CRDG の我がLerning Technologyも関わっているシャボン玉マシーンのコンテストがあった。

ハワイ各地の高校生に、事前に「一定時間内に、多くの、あるいは大きなシャボン玉を作る機械を作る」という課題を出してあり、本日それらを持ち寄り、展示をして、実際に1分間でどれだけ、あるいはどれほどのシャボン玉を作れるのかというのを計測して競うのである。

もちろん、携帯するために電池を使い、モーターを回して、ファンから風を送り、シャボン液(これもいろいろと試行錯誤をしながら研究)をなんらかの仕組みで風の前に送り出し、シャボン玉を発生させるというもの。

どれひとつと同じ機構はなく、それぞれさまざまな思考を経て、工夫をし、工作をして、実験し、調整を繰り返し、コンテストに臨んでいる。高校生達は皆楽しそうであり、また溌剌としており、見学者の質問にも丁寧に答えていた。

また、単なる機械を作るだけではなく、シャボン液の工夫もしている。シャボン液は表面張力をどれほどに調整するかによって様々な状態が作れる。重合とかポリマーとか、いろいろと物理学やら化学などにも関連している。そのため、難しいことを勉強してポスターにして来て発表している生徒もいた。

参加生徒は正確に数えてはいないが女子の方が多いように感じた。

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これは大きさに注目した作品

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これはさまざまな大きさのシャボンを連続して発生する作品

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これはコンパクトに出来て、確実にシャボン玉を作る作品

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これはいろいろと調べてポスターがしっかりしている作品

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水槽に砂を入れて高さを調整している作品

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実際のコンテストでは一定時間ビデオカメラで撮影して計数する。沢山出るように横から息で飛ばしている生徒。これは違反ではないんだけど、過呼吸になりそう。

発想の豊かさといい、いきいきとした笑顔といい、創意工夫ができるハワイの高校生を見ていると、受験勉強に明け暮れる日本の高校生とは次元が違うように感じるのは私だけだろうか。。。

このような教育現場を見ていると、日本で叫ばれている「理系離れ」というのはアメリカにはなさそうである。まだまだ、ノーベル賞はアメリカの独壇場なのかもしれないなぁ。。。