投稿者: firewood

スローライフに憧れる準スローライフ実践者

来冬(暖房)への備え

 薪ストーブが主力の我が家では、エネルギー源となる薪の確保が大変です。当地ではいわゆるホームセンターなどでも「薪」と称するものを販売していますが、細い広葉樹(ナラやクヌギ)が一束350円程度します。これはバーベキュー用なので、薪ストーブのたき付け程度にしかなりません。
 夜寝る前に数本の太い薪を入れておけば明け方まで熱を発してくれるような薪が「良い薪」だと言えます。乾燥しすぎた薪は早くに燃え尽き、明け方まで熾き火を維持できませんし、未乾燥では途中で消えてしまいます。木目の詰まった、枝分かれしている部分の薪(とても、割るのが大変ですが)が良い薪になる可能性が高いです。
 先日、我が家の来シーズン用燃料となるナラ原木が入荷(購入)しました。4トンほど(未乾燥)ありますが、たぶん一冬分の薪としては足りないでしょう。これ以外は地道に(人づてが頼りです)どこかで伐採があったとか、お宮で枝打ちしたとか、果樹園で切り倒したなどの情報を探し、車で頂きにあがります。
Fire Wood

 これから時間を見つけてチェンソーで適当な長さ(ストーブに入れるのに適した長さ=40cm)に切り揃えて、しばらく乾燥させた後、適当に割ってから、薪小屋で半年間乾燥させます。体力は必要ですが、精神的にはとても良い季節となります。(ストレス発散ですね!)

柔らかな熱

 我が家の主力暖房は薪ストーブ。この薪ストーブで小さなあばら家全体を暖めてくれます。もちろん、ストーブを小さな部屋に置いてしまえば、その部屋しか暖めてくれません。我が家のストーブは吹き抜けのあるリビングに設置され、煙突が屋根を突き抜ける所まで、しっかりと熱を放出してくれます。
 火力を上げる(薪の表面積を増やし、空気=酸素の量を増やす。つまり、酸化反応を増大させる事ですね)と、ストーブの前面では真冬でも半袖Tシャツでも平気なぐらいです。でも、その熱は電気やガス、灯油のストーブとは違い、とても柔らかい感じがします。
stove02
 「火」とは太古の昔からヒトが生活する上で大切なものでありました。今日、コックをひねるとコンロから炎が吹き出たり、引き金を引くと炎が立ち上る着火ライターが「火」の源だと錯覚してしまいます。でも、コンロやライターの火を見ていても、心が和むことはあまりありません。
 ストーブトップの温度が摂氏200度を越えた辺りで、新たな薪をくべ、流入する空気を絞っていくと、薪の周囲に「オーロラ」様の炎が観測できます。この柔かな熱を放出してくれるストーブの中のオーロラを見ていると穏やかな気分になります。
(註:オーロラ様の炎はなかなか写真には映ってくれません。写真の炎は単なる炎です。あしからず)

真空管アンプの響き

電子工作キットというと、その昔(小学生=35年ほど前かなぁ)、ゲルマニウムラジオを作ったのが最初。その時、ハンダごてというものをはじめて使ってハンダづけをしたのだが、ラジオに付き物のバリコン(ゲルマニウムラジオの場合にはポリバリコン)に穴をあけてしまったり、電線の被覆ビニールが溶けてしまったり、とても難しかったことを記憶している。
その後もハンダごてを使い続けて35年。中学1年の時、0-V-2という真空管式短波受信機を苦労の末作り上げ、そこで楽し気に会話をしている「ハム=アマチュア無線」が気になってしまい、中学2年で電話級アマチュア無線技士に。JR2KDA(すでに廃局してしまいましたが)というコールサインで21MHzと50MHzに出没していた。21MHzってハワイとかオーストラリアなど海外にも(バーチカルアンテナだけど)かなり飛んだんだ。
大学(電子工学科)ではしっかりとTTL(論理回路)での回路設計にハマり、時代遅れとなった真空管からは完全に遠ざかってしまったが。。。
(当時のハンダはもちろん鉛と錫の合金なので、鉛中毒になってもしかたないかぁ。。。)
4年前から一軒家に住むようになって、ようやくオーディオ鑑賞も現役復帰となり、ボロぼろになってしまったスピーカ(ウーファ)のエッジをセーム革で補修したり、スピーカケーブルを替えたり。。。しかし、ボリュームがガリガリだったり、コンデンサの経年変化なのか音質も気になり出してしまい、さらには音がでないような事態に。
そんな状況もあり、以前から憧れていた真空管のシングルアンプをいろいろと探してみると、エ○キットという電子工作キットの会社から数量限定の真空管アンプキットが販売されたことを知り、いろいろと調べてみた。電子工作キットなんて。。。ということだったけど、質を重視したものであり、早速注文へ。
冬休みを利用して(と、言っても夜の数時間を2日間)組み上げてしまった。300Bという真空管をステレオ(8W+8w)のため2本。前段にも2本。真空管4本のアンプです。まだ、エージングの状態ですが、とても澄み渡った音が出ています。
300B amp

お正月兼用のリース

クリスマスの時期に玄関を飾り付けるものがリース。
お正月に玄関をきりりと引き締めるのが門松。
それぞれを飾るとなると時間的なゆとりが必要です。しかし、なかなかその「ゆとり」がなくなっております当家では、一石二鳥(?)のようなリースをかみさんがこしらえました。
遠目に見ればしっかりとしたリース。季節外れと思われても仕方ありませんが、近づいてよく見ると、そこには独楽や鯛が居ますよ。なんと日本的な!
我が家は日本家屋とはとても言えない造りなので、門松などは置くことはありませんが、このリースのずっと上にはしめ縄がひっそりと掛かっています。全く不釣り合いではありますが。。。
今年もどうぞよろしく!
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クリスマスにはローストチキンを

アメリカではクリスマスの1ヶ月前(サンクスギビング=感謝祭)にターキー(七面鳥)をローストします。普通のスーパーマーケットでもシーズンともなれば巨大冷凍ターキーがごろごろと置かれています。日本ではクリスマスシーズンに鶏の丸抜き(内蔵を抜いたもの)が置いてある程度です。ターキーなどは見かけませんね。
例年、我が家でもクリスマスにはローストチキンを焼きます。昨年までは肉屋に事前予約をしていたのですが、今年は多忙だったためクリスマスイブに買い出しに行くはめとなり、1件目の肉屋では「全部、ローストしてしまった」ということで生の丸抜きはありませんでした。しぶしぶ近所のスーパーに行き(売れ残った?)約2Kgの国産(県外)のものを仕入れることができました。
下ごしらえをして、ダッジオーブンの底に網を置き、ジャガイモとタマネギを皮ごと敷き、その上にセロリとトマト、バジルなどのハーブをおなかに詰め、表面に塩と黒胡椒、オリーブオイル、レモン汁を塗ったたチキンをドンと置き、90分程度蒸し焼きにします。
今回は、手際が悪く、ちょっと焼きが足りませんでしたが、おいしく頂く事ができました。
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