投稿者: firewood

スローライフに憧れる準スローライフ実践者

初春の星空

いっかくじゅう座のM50散開星団とIC2177わし星雲

いっかくじゅう座にあるM50方向を初めて撮影してみた。その南に位置するわし星雲は撮影した後、処理をしないとなかなか確認できない。最初の撮影ではわし星雲は写っているもののほとんど端。
そのため、翌日リベンジ。わし星雲の形態はかもめにしか見えないのだが(笑)

2025/02/21 19:30頃から60sec x 90枚
NikonD3300(HKIR改) + NikonED180mmF2.8(f4.0) , iso1600, ポラリエにてノータッチガイド
Sirilで合成と調整、StarNet++で再調整

いつもの南天ではなく北天にも目を向ける

我が家の庭から南天がよく見えるからなのか、いつも南にむけている。ちょうど北斗七星が登ってきた時期でもあり、北天を覗いてみよう。
大きな2本の腕が見えるM81ボーデの銀河、そしてわずかに北側M82不規則銀河。

おおぐま座のM81とM82

2025/02/22 20:10頃から60sec x 84枚
NikonD3300(HKIR改) + NikonED180mmF2.8(f4.0) , iso1600, ポラリエにてノータッチガイド
Sirilで合成と調整、StarNet++で再調整

そろそろ見納めのバラ星雲

南天の冬の星座オリオンもずいぶんと西へ傾いてきた。
これまでのレンズ180mmよりも古い300mmを使ってみようと思い、バラ星雲を。
まだ、処理が不十分でもあり明るさが足りないなぁ。。。

2025/02/24 20:00頃から30sec x 120枚
NikonD3300(HKIR改) + Nikon300mmF4.5(f4.5) , iso1600, ポラリエにてノータッチガイド
Sirilで合成と調整、StarNet++で再調整

2025年は星空からスタート

冬の星空「ぎょしゃ座」の中央付近

ぎょしゃ座にあるIC405, IC410, IC417, M38を初めて撮影してみました。
2025/01/05 20:30頃から60sec x 60枚
NikonD3300(HKIR改) + NikonED180mmF2.8(f4.0) + LPR2フィルタ
iso1600, ポラリエにてノータッチガイド
Sirilで合成と調整、StarNet++で再調整

IC405はまがたま星雲という名称もあります。なんとなく勾玉や「かんま記号」に似ていますよね。


まがたま以外にモンキーやくらげもいます

オリオン座とふたご座にも面白い形状の星雲があります。
NGC2174, IC443, M35を初めて撮影してみました。
2025/01/04 21:30頃から90sec x 40枚
NikonD3300(HKIR改) + NikonED180mmF2.8(f4.0) + LPR2フィルタ
iso1600, ポラリエにてノータッチガイド
Sirilで合成と調整(2枚目がStarNet++で再調整したもの)

NGC2174がなんとなくお猿さんに似ているのでモンキー星雲と呼ばれています。私の年代の方々であればモンキーというよりも「忍者ハットリ君」のようなイメージでおありますが。。。(笑)

また、IC443はくらげ星雲と呼ばれてるように、どことなく左上(北東)がクラゲの頭で、右下(南西)に向けてゆらゆらと足が流れているようにも見えます。もう少し露光時間を増やすとうまく見えてくるのかと思います。


定番のバラ星雲

いつものバラ星雲をクリスマスツリー星団と一緒に撮影してみました。

いっかくじゅう座のNGC2237-9バラ星雲とNGC2264クリスマスツリー星団
2025/01/17 21:45頃から60sec x 30枚
NikonD3300(HKIR改) + NikonED180mmF2.8(f4.0) + LPR2フィルタ
iso1600, ポラリエにてノータッチガイド
Sirilで合成と調整、StarNet++で恒星の輝度を抑えるなどの再調整
(この周辺は冬の銀河(天の川)でもあり星がとても多いのです)

クリスマスツリー星団は上下を反転させるとそれらしく見えるかと思います。つまり、下(南)がツリーの先端にしてみると。。。


冬といえばオリオン座は外せないか…

どうしてもオリオン座が目に入る。そして、そして明るいけれど納得できる写真が撮れないのです。

オリオン座のM42オリオン大星雲とIC434馬頭星雲、NGC2024燃える木星雲
2025/01/22 19:45頃から60sec x 90枚
NikonD3300(HKIR改) + NikonED180mmF2.8(f4.0)
iso1600, ポラリエにてノータッチガイド
Sirilで合成と調整(StarNet++はあえて使わず)

冬の夜空

アンドロメダ星雲

秋から冬にかけて天頂から西に傾き始めたアンドロメダ。そろそろ見納めなのかと思います。

2024/12/19 21:30頃からM31
NikonD3300+180mm(F2.8,f4), iso3200
ビクセン赤道儀GP + onstep(自動導入システム)
180sec x 10枚、SiriLにて現像と色彩調整など。

M31 アンドロメダ星雲
SiriLによる周辺の星雲星団など

オリオン座の星雲など

冬の星座といえばオリオン座。とても有名ですよね。その中央に位置する三つ星(ベルト部分)には望遠巨ではなかなか見えない赤い星雲があります。また、その南にある小三つ星には肉眼でもボヤっと見えるオリオン大星雲。どちらも撮影しようとすると明るさの違いからフォーカルをどうするのか迷います。

2024/12/19 22:00頃からM42,IC434,NGC2024
NikonD3300+180mm(F2.8,f4), iso3200
ビクセン赤道儀GP + onstep(自動導入システム)
180sec x 10枚、SiriLにて現像と色彩調整など。

オリオン星雲(中央下M42)と燃木星雲(左上NGC2024)、馬頭星雲(左上IC434)
SiriLによる周辺の星雲星団など

もうすこし撮影の技術を磨かないと。。。(笑)

秋の星空

さんかく座の渦巻星雲M33

夏以降、なかなか夜空が拝めない日が続いています。
11月3日の夕方、なんとか晴れ間が広がり期待を持ちました。
巷では連休らしいけれど、月もなく暗い星空です。
20時30分ごろから撮影を開始。
機材はいつものようにニコンのデジイチと最近使いはじめた古の赤道儀+最新の起動導入システムOnstepです。自動で導入してはくれますが、画角での位置合わせは10秒程度露光しながら位置を確認。それなりに技術がいります。

NikonD3300+300mm(f4.5), iso3200
ビクセン赤道儀GP + onstep(自動導入システム)
180sec x 10枚、SiriLにて現像と色彩調整など。

M33 渦巻銀河星雲 (さんかく座、少しトリミングあり)

M33 渦巻星雲


M 2 球状星団(みずがめ座、少しトリミングあり)

M2 球状星団

Onstepという自動導入システム

ポータブル赤道儀の限界

 これまで長年ポータブル赤道儀ポラリエに望遠レンズを搭載したデジタル一眼レフカメラで星空を撮影してきた。簡単な道具であり、三脚も大型ではあるけれど普通のカメラ用のため、300mm望遠レンズだと1分(60秒)程度の露出が限界。これ以上になるとガイドエラーが増加する。
 まあこれまでは、1分の露出を何回も撮って加算平均をしてきたのだが、もう少し長いレンズとかを使うことも含め、がっちりした赤道儀が欲しかったのと、ポータブル赤道儀の場合、目的とする星雲星団が見えればまったく問題ないのだが、見えない対象をファインダーに導入するのは結構大変。見える星の位置から目測で導入し、仮にシャッターを開いて写してみて、写っていれば画角の中央に(勘で)移動させるという技も必要になる。結構な時間がかかる。
 これらをなんとか改善するには「自動導入システム」というものが必要となる。これまではモーター付きの高価な赤道儀をパソコンにつないで動かすシステムなどはあった。経緯台システムの簡易なものは持っているが経緯台であり、眼視では問題ないが写真撮影は難しい。それを解決してくれるのがOnstepという自作システム。巷では3Dプリンタがたくさん売られている。もちろん、自作したり。キットで作れるものもある。それらの多くは簡単なコンピュータでステッピングモーターをXYZ軸制御するもの。これを活用して、赤緯・赤経をコントロールして見えない天体も導入できるシステムがOnstepという世界中で利用されているGitHubのプロジェクト。

いにしえの赤道儀を落手した上で…

 まずは赤道儀が必要となる。いにしえの赤道儀をオークションで落手。それを利用してOnstepを搭載するのが早道だと考え、ビクセンのGP赤道儀を入手。モーターなどをボチボチ揃え、取り付け方法などを考えながら作ることも検討したが、まずは手っ取り早く動かしてみたいのでアリエクから中華製Onstepもどきを購入した。

Onstepの赤緯モーター部分

 これをコントロールするのはスマホなのだが、iPad用のアプリがいまいちなので、大昔のアンドロイドを出してきて使い始めた(笑)。

北アメリカ星雲 NGC7000

ちょうど夏の星座が出ていたので白鳥座デネブ近くにあるという北アメリカ星雲を狙う。もちろん、見えないのでシステムが探してくれる。とりあえず露出してみるとそれなりに写っていた!

2024/10/01 21:30頃から
Nikon D3300(HKIR)iso3200+ED180mmF2.8f2.8(LPR2フィルタ)
ビクセンGP赤道儀+Onstep、120sec x 10枚、SiriLにて現像処理。
2分の露出でもガイドエラーはほぼなし。長いレンズでも試してみたいね。


さんかく座 M33星雲(トリミングあり)

2024/10/06 21:00頃から
Nikon D3300(HKIR)iso3200+ED180mmF2.8f2.8(LPR2フィルタ)
ビクセンGP赤道儀+Onstep、120sec x 42枚、SiriLにて現像処理。トリミングあり。

ぼちぼちと動かしてみたいと思います。