気象情報へのアクセス 〜大雨警報

日本では「緊急地震速報」というのが10月から始まったという事ですが、アメリカ(ハワイ州)での気象情報の報道(速報)について先ほど経験したので報告します。

昨日から雨と雷がかなり強くなっています。そのため、先ほど洪水(鉄砲水)の警報がホノルルに出ました。テレビを観ていたら、どのチャンネルにも緊急通報として音声と字幕により「緊急通報があるので48チャンネルを見る事」という割り込み(元の番組の音声は停止し、映像の上には字幕がかぶる)が入り、48チャンネルでは画像のように、音声と字幕により、国家気象サービス(アメリカの気象庁?)からの通報が提示されていました。
Img_1641

(デジカメで撮影したので鮮明ではありません)

日本でいう暴風雨警報のようなものではありますが、今からいつ迄!という時限が切ってある事と、どのチャンネルにもすべて「音声」と「字幕(文字)」により、緊急通報があるので見なさい、という情報が提示されました。
日本の暴風雨警報の場合、あるチャンネルでは字幕とチャイムが出ますが、多くの場合には、画面の上や下の方にちょっとだけ字幕が出るだけです。台風の暴風雨警報なんて日常茶飯事だからという安心感があるのかもしれませんが、あまりに緊急通報という「状況」とはかけ離れているような気がしました。

アメリカのテレビ(受像機)には、どのテレビ(13インチ以上?)にも字幕表示装置(機能)が付いています。しかし、その機能を消していたとしても、上記の字幕は表示されましたし、音声もあまりクリアではないけれども、しっかりと内容を伝えています。もちろん、元の番組は音声は停止し、映像には大きな文字がオーバーラップしています。

安全な国「日本」ということですが、安全ということに慣れてしまい、危険を確実に回避するということを忘れてしまっているようにも思えます。さらに、情報弱者への対応や、緊急性の高い情報を確実に伝え、さらに伝えた後どうしたら良いのか、という所まで突っ込んだ検討をしているのかということについて、疑問が湧いてきました。

さて、Flash Flood鉄砲水に注意しろと言われても、私はどうしたら良いのかしらねぇ。。。(どうしろというのが無いから、結局対応できないのだけど)

4 comments

  1. なるほど、南の島はすべての住民になにを知ってもらいたいのか、よーーくわかってる感じがしますね(^_-)

    そういえば、Stockholmでスウェーデン総選挙の開票速報を
    テレビでみてたら(意味はわかんなかったけど)
    メイン画像のアナウンサーが手話で話し、字幕もあったなあ。

  2. 金じいさん>

    テレビをつけていなければ解らないという問題もありますし、だからどうしたら(行動したら)良いの?ということも解らないので、まだ不十分だとは思います。

    住民に対する緊急通報システムは難しい。。。

  3. そっか、、、わし英語流ちょうによみかきできんわなあ・・・(;_;)

    どーーすりゃいんだろ(^^;)

    でも、そのようなこと、いろいろな障害のある人にとっては
    日常なのかもね・・・ 問題だなあ

    うーーーむ・・・・

  4. >金じいさん

    「人種のるつぼ」と言われるアメリカでさえ、英語が使えないとなかなか定職にはつけないし、識字率も日本よりかなり低い状況らしい。

    障害者同様、外国人(移民、労働者など)の生活全般におけるバリアはかなり高いのではないかと思います。

    日本も介護や看護現場においては外国人労働者を当て込む動きがあるけれど、アメリカのような包容力のある国でも難しいことを、島国日本でどのような対応をしていくのか心配になりますけどね。。。職場のみならず、地域や義務教育現場などにおいて多様な文化、言語、慣習を受け入れられるのか。。。

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