アメリカ唯一の宮殿

アメリカに宮殿なんてあるわけないと思い込んでいる人は多いと思います。だって、アメリカの歴史には王様なんていませんから。。。

でも、アメリカでもっとも新しい50番目の州(1959年)であるハワイにはその昔、王様がいた。18世紀末にそれまで3つの王国に分離していたハワイを(西欧から渡来した武器によって)統一したのがカメハメハ一世(大王)。1840年には憲法を発布して立憲君主制となるが、その数年後にはイギリスとフランスが領有権を主張する。
19世紀末にはカラカウア王が来日し、明治天皇と会見している。すでに、それ以前から日本からの移民がハワイに移住している。

しかし、それから数年後、米国人農場主などがクーデターを起こし、王制を打倒し臨時政府を樹立したのが1893年。1895年1月、リリウオカラニ女王が廃位となりハワイ王国滅亡となる。

で、能書きはこれまで。つまり、王様が居て、その住まいが王宮なのだから、宮殿がある。

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イオラニ宮殿(Iolani Palace)正面

正面直下から見上げると
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頭上にたなびくのはハワイ州旗(=ハワイ王国の国旗)である。大英帝国でもないのにユニオンジャック(イギリスの国旗)が刷り込まれている。理由は多説あり。

正面から振り返ってみると
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大きな木(この木、なんの木、きになる木...)

さらにこんな木もある。(ロードオブザリングに出てくる「話せて歩ける木」のようだ。名前を忘れた。。。)
S
写真では解りづらいがものすごく大きい。
(デジカメでは入りきらず上下に2分割して後から合成)

下から見上げると太陽も隠れる。
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根なのか枝なのか。。。下がっている。途中迄のもあるし、地面にまで到達しているのもある。。。途中迄のものが枝。地面に達しているのが根?
(植物学者さま、教えてください!)

ゲートにはこんなプレートがありました。
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"The Bus" Route
(1) E.Manoa Rd + Huapala St.
    <No.6>
(2) Queen St + Punchbowl St.
    by walk few min.

3 comments

  1. ♪この木 なんの木 気になる木~
    日本じゃまず見られないですよね(^^♪でかーい!!
    宮殿があることを初めて知りました!中には入れるんですか?

  2. 歩く木はエントだったと思う。垂れ下がっているのは気根。こういう写真を見ると、実際に行って見たいですね。(遙か昔は生物部員)
    話変わるけど、信州の家の今年の薪は?台風で丹沢湖に流木が仰山流れ着いて、処理に困っています。送ることができれば、ハワイで薪割りできるのにね。

  3. >森ゴンさん
    はい、宮殿には$20を支払うと観覧ツアーに参加できます。日本語のツアーもあるらしい。でも、私には豪華な家具調度品や絵画よりも、木に釘付けされちゃいましたので$20はまだ支払っておりません。メインランド(=アメリカ本土)からの観光客とおぼしき団体がぞろぞろと入って行かれましたが。。。

    >Oneeさん
    垂れ下がっているのが気根=きこん?
    で、機能としては根なわけ?

    薪(今シーズン用)は夏迄に割って現在乾燥中です。まあ、そのため薪割人としては役目を果たして国外逃亡中なんですよ。
    来シーズン用は帰国前に原木をメールで注文しておき、4月から時間を見つけて割ることになります。
    薪情報は嬉しいけど、丹沢湖周辺に住んでいれば引き取れるけど、信州からでも引き取るための運送料だけで足がでる。

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